歳をとっても旅が好き

海外ひとり旅の記録?いや記憶かな

インドネシア・ジャワ島ひとり旅(2017年) <5> まだ2日目 バスウェイに乗ってみる。 

<2日目ー2> 

2017年 2月22日 水曜日 ジャカルタは曇り。暑い。31度。

 

トランス・ジャカルタ(バスウェイ)に乗る>
明日乗る予定の列車のボーディングパスを取ろうとガンビル駅に来たが、なんと、ボーディングパスは乗車する当日しか取れないことが判った!!仕方ない、すごすご引き返すが、それではトランス・ジャカルタ(バスウェイ)に乗って帰ろう!

実は、ジャカルタに来たら是非「トランス・ジャカルタ(バスウェイ)」(Trans Jakarta-Busway)に乗ってみたかったのだ。
バスウェイはジャカルタの市内バス路線だが、ジャラン・タムリン(Jl.M.H.Thamrin)などの主要道路ではセンターラインに近い車線が専用レーンになって居て、地下鉄やトラム、モノレールなどの都市鉄道が無く、道路が慢性的に渋滞のジャカルタ市内では使い勝手の良い交通手段らしい。
主要道路のバス停も普通と違って、道路の中央に改札口のある「駅」があり、道路の端から陸橋で繋がっている。

「ガンビル1」の駅は道路の横にあった。
窓口で切符かICカードを買う。運賃は行く先を問わず、一乗車ごとに一律Rp3,500(約30円)だが、私はICカードをRp40,00(約340円 )で購入。日本のSuicaの様に改札の機械にタッチして入る。

「ガンビル1」のプラットフォーム

 

バスウェイのICカード

バスウェイの路線図

窓口で貰ったバスウェイの路線図を見ながらプラットフォームで暫く待つと、車体が2両つながった連節バスが来た。ドアが開くと、青い制服に同色のジルバブ(Jilbab ヒジャブHijab スカーフ)を被った飛行機のCAの様な若い女性の車掌が降りて、「HARMONI」と描かれたプラカードを掲げている。これは行き先の表示らしい。口頭でアナウンスするのではなく、プラカードでの表示なんだ。

プラットフォームとの間に大きく開いた隙間を飛び移るようにバスに乗ると、車掌さんにホテルから最も近いバス駅の「サリナ」(Sarinah)に行きたいと、「サヤ マウ ク サリナ。Saya mau ke Salinah. 私はサリナに行きたい」と言うと、「ハルモニ」(harmoni)で乗り換えてとインドネシア語で親切に教えてくれる。しかし、片言のインドネシア語は言えても、流暢なインドネシア語は理解できない。これはまずい!と思ったが、その中の「harmoni」は聞き取れたので、「transfer at harmoni?」と聞くと「ヤーYa」(Yes)と。

バスの中は主に前の車両に女性が、後ろの車両に男性が乗っている。後ろの車両は混んでいるが、男性が前の車両に行って空いている席に座ることはない様で、この辺は昔行った同じムスリムMoslemの国パキスタン程ではないが、男女同席には厳しいお国柄みたいだ。

ハルモニ駅に着いて降りると、プラットフォームが長くなっていて、表示を見ると、私が行くサリナ駅のある「M1」路線のバスが止まるプラットフォームは後ろの方だった。
乗降口の位置で待っている人に「ブス イ二 ク サリナ?Bus ini ke Salina? このバスはサリナに行きますか?」と聞くと、此処に来るバスはサリナ駅方面の「ブロックM」(Blok M)行きだから大丈夫と親切に教えてくれる。
漸くホテル近くのサリナ駅で降りる。

駅のある中央分離帯からバスウェイ専用車線を入れると、片側6車線もある広いジャラン・タムリン(Jl.M.H.Thamrin)に架かる陸橋を渡ってサリナデパートの前まで帰って来た。

ジャラン・タムリン沿いに建つサリナ・デパート

<サリナデパートで両替>
午後から雨が降るかもしれないとの予報だ。
インドネシア全体は赤道を挟んで北回帰線と南回帰線の中にあり、赤道の南にあるジャワ島も熱帯性気候だ。概ね5月から10月が乾季、11月から4月が雨季で、今は丁度雨季の真最中なのだ。午後にスコールが来ることが多いらしい。

デパート内で傘を買おうかとジャラン・タムリン側の入口からフラリと入ったが、日本のデパートに比べ照明が暗く、何かガランとした印象だ。
歩いているうち、そうだ傘なら日本から持って来た折りたたみ傘があった!と思い出した。一旦ホテルまで戻ろうとホテルのあるジャラン・ワヒッ・ハシム側の入口に出る通路を通っていると、横に両替屋の窓口があった。

デパートの中の両替屋で、レートは良くないかな?と思ったが、また改めて探すのも面倒なので、米ドル$200を両替する。RP2,600,000。(レートは$1=Rp.13,000)
少し旧くなった$100ドル紙幣だったが、大丈夫だった。
インドネシアでは日本円の両替は問題なく出来るが、旧くなった米ドル紙幣を早く使ってしまいたかった。

昔々のインド旅行では、日本円は両替が難しかった。地方ではもちろん、ニューデリーの東京三菱銀行でも米ドルから両替した。カードはアメリカンエクスプレスカードが強かった。尤もその時私は持っていなかったが(笑)。
帰国後、早速AMEXカードを作った記憶がある。

一旦ホテルへ戻り、両替したお金を、今朝説明書を見ながらなんとか使える様になった部屋のセーフティボックスに入れ、午後からの雨に備えて折り畳み傘を持ってまたホテルを出た。