<6日目ー2>
2017年 2月26日 日曜日 ジョグジャカルタ 曇り 暑い。30℃。ソロも暑い。
今朝はソロに行くつもりだ。でも昨夜ホテルのツアーデスクから電話があり、今日は朝っぱらからそこで交渉だった。
<鉄道でソロに行くためTUGU駅に来たが・・・>
ソロSoloの街の近くのサンギランに行こうと、ジョグジャのTUGU駅を目指して行く。
TUGU駅の構内に入って行く。大きな建物ではなく広場のような場所で、どこが駅舎で、どこで切符を買うのか分からずうろうろする。良く見ると、右手にポツンと建っている平屋建ての建物があり、そこに人が出入りしている。そこかなぁと中に入ると、やはり切符売り場で、チケットカウンターが6箇所開いて居た。
しかし何故か人の列の出来ているカウンターと人の居ないそれが有る。私は、ピンクのリュックサックを背負った小学低学年位の男の子が手を繋いでいる、父親らしきジャンパー姿の男性の後ろに付いて並んだ。
私の番が来て、ガラス越しに窓口のジルバブ姿の女性職員に対し、頭の中で何度も復唱していた流暢な(笑)インドネシア語で、「ミンタ ティケッ ク スラカルタ。 Minta tiket ke Surakarta。スラカルタまで切符を下さ〜い」と言うと、「ドゥラパン リブ。delapan Ribu Rp.8,000」(約68円)と言われた。
「スラカルタ」は「ソロ」の正式名称だ。
えっ⁈ドギマギしながら頭の中で1(satu)、2(dua)、3(tiga)とインドネシア語で数字を順番に数え、「ドゥラパンdelapan」は「8」、「リブRibu」だから「千」だと分かると、sepuluh Ribu の10,000ルピア札を出して、チケットとお釣りを貰う。
何とか上手く買えたと嬉しかったが、切符を見ると、TUGU駅が始発で便利だとガイドブックに書かれて、私も座って行くならこれにしようと決めていた「Prameks号」と書かれていた。
時間帯が良かったのか幸運だなぁと思って居ると、何と窓口のガラス窓の横に、「Prameks Rp.8,000」と書かれた札が立っているのを見つけた。えっ?此処ってPrameks号の切符を売る窓口なの?と半信半疑のまま建物を出た。
建物を出る時、さて今度は改札口が分からない。切符売り場の入口にいたセキュリティに、「ディ マナ ピントゥ マス? Di mana pintu masuk? 入口は何処ですか?」と聞くと、人が何人も入って行く右手の建物を指差してくれた。
今度は駅舎に入って、改札の列に並んで切符のチェックを受けるが、用意していたパスポートは見ない。どうやらパスポートのチェックは長距離列車だけの様だ。
駅の中は大きな屋根の下に、何本もの線路とプラットフォームが並んでいる。
自分の乗る列車はどのプラットフォームに着くのか、また電車は11:05発で、出発まで未だ1時間近く有るが、何処で待っていたら良いのか分からない。
その時、人の列のすぐ前に切符を買う時前に居た親子連れがいるので、「プルムシ Permisiすいませ〜ん」と声掛けして、切符を見せながら、「ディ マナ クレタ・アピ? クレタ ク ソロ。Di mana kereta api? Kereta ke Solo,ソロ行きの電車は何処に着くの?」の様な問いかけ(笑)をしたところ、自分も同じだからこっちにと案内してくれた。オオ、幸運!!と思ったが、良く考えて見れば、あの列に並んで居た人は、みんな同じ列車のはずだったんだ。
一緒にプラットフォームの脇に並んだベンチに腰掛けて待つ。
私も 先ほどの親子の横に座って、ずっとスマホを見続けて居る子供の画面を覗くと、やはりゲームで、お父さんにゲーム?と言うと 困ったもんだよと言う様に微笑んだ。そのうち男の子はコンビニのおにぎりの様な、プラスティックの包装に入った握り飯を出して食べ始める。包装紙を見ると、日本語で「おにぎり」と書いてあった。
<ソロ行きの電車Prameks号に乗る。>
11:05発ソロ行きの電車Prameks号に乗る。TUGU駅始発だ。
通勤電車の様に座席はプラスティック製のロングシート、A/Cは無く、窓の上半分だけ開いて居るのと、天井から換気されて居る様。
乗っているのは、日曜日なので、親子連れ、カップル、若い男性、女性。ジルバブを被っているひと、いない人様々だ。しかし丁度昼前だったせいもあり、ロングシートに子供を寝かせている夫婦が居るくらい車内には余裕がある。
列車は北東へ進んで行く。途中車窓に見える景色が、昨日プランバナン遺跡遺跡へ向かう途中、バスウェイから見た風景と似ている。多分鉄道Kereta apiの線路とソロへの道路は、付かず離れず並進しているんだろう。
途中で車掌とセキュリティがペアになって切符の検札に来るまでは、居眠りする位だった。隣の男性に「ブラパ ラマ ダリ シ二? Berapa lama dari sini? 此処からどの位掛かるの?」と聞くと、「サト ジャム Satu Jam 1時間だね」と。此処までは話せたが、その先は何を言っているのか分からず、次第にお互い無口になって仕舞った。