メモを片手に路上で困惑していると、通勤途中と思しき背広姿の年配の男性が、声を掛けてくれた。私は「Excuse me. Where is the bus stop for airport?」 と尋ねると、その男性は「こっちです」と言うように指を指してくれたが、そのままその方向へ道案内す…
町の食堂で、何とか空いたテーブルに着いたが、側を通るウェイトレスの女性にどうやって声を掛けたら良いか分からない。 注文を伝えようとウェイトレスの女性を呼ぶつもりで、知らず「アンニョンハセヨ!」、「アンニョンハセヨ!」と、通りかかった女性に手…
鐘路(チョンノJong-ro)を渡って行くと、地下鉄駅の真ん前に、伝統的な韓式の建物が建っていた。なにかの門らしく、建物一面に赤、青、黄、白、黒の五色による「丹青(タンチョン)」が施されているが、どこかくすんだ様な無機質な印象を与えている。 扁額…
改札の上にある発車標の電光掲示が、「8:44ムグンファ ソウル行 1ゲート」に変わると、改札が開いてハイキング姿の人達も皆入って行く。私も後に続いた。1番ホームの8番の札の下で待つと、「ムグンファ」がディーゼル機関車に引かれてやってきた。釜…
フロントで私が「アンニョンハセヨ」と声を掛けると、受付の女性はカウンターの後ろで寝ていたらしく、ジャージ姿のまま起き上がって来た。 鍵を返しながら「Check out,please. チェックアウト。プリーズ」というと、宿帳を確認したのか、既に宿泊代はデポジ…
気が付くと、何処からともなく漢方薬の臭いがしてくる。 匂いはこの一画の町並みに立ち込めている様で、歩き進めると更に濃くなってくる。どうやら有名な薬令市(ヤクリョンシ)まで来てしまったらしい。
駅を出ると、周囲は到るところが工事中で、広範囲な部分を交通規制して、一部の道路は鉄板で覆われている。大規模な工事が行われているようだ。 そのまま線路の南側を南北に通る中央路(チュンアンノ)に出た。