歳をとっても旅が好き

海外ひとり旅の記録?いや記憶かな

南インドひとり旅(1999年) <9> 4日目 朝のカニャークマリに着いた

<4日目ー1
1999年 2月23日 火曜日 カニャークマリ 晴れ

<カニャークマリに着いたぞー>
昨夜22:00にマドゥライの町を出発した巡礼バスは、インド亜大陸の南のデカン高原をさらに南下している。
眠くてうたた寝すると、激しいBUSの揺れに何度も窓枠に頭を打ちそうになる。
途中で助手が後ろのシートに移ればと言ってくれたが、此処まで来たらこの目でカニャークマリに入るところを見たかったので断った。

身体の痛さと睡魔に苛まれた6時間が過ぎて、まだ開けやらぬ朝の4:05にようやくカニャークマリ(KANYAKUMARI)の町に入った。
真っ暗な中、BUSは各ゲストハウスを回って乗客を降ろしてゆく。それを見ながら自分もどこかのホテルに泊まらなければなァと迷っていた。

殆どの乗客が降りてしまい、HOTEL MOADHIHIの前で停まっていた時、先に聞きに行ってくれていたのか、BUSの助手がHOTELから走りながら戻ってきて、Rs.200で良いと言っているョと言う。
ここはカニャークマリでは最高級なHOTELと聞いていたので嘘だろうと思ったが、余りに疲れて眠かったので、高くても1泊位なら良いかとザックを持って降りてみる。

BUSに乗っている間、助手に一度もホテルについて聞きもしなかったし、聞かれもしていなかった。いままで停まったゲストハウスやミニ・ホテルの様なところでも、何も言われなかった。
もしかしたら、こんなくたびれた服装のバックパッカーでも、外国人だから一番のホテルに案内してくれたんだろうか。でも、やっぱりRs.200位までしか出せそうもないと見切ってはいたらしいが(笑)。しかし、有難い。

Receptionに行って聞くと、non A/C、A/BでRs.250(約875円)だと。
Rs.200じゃなかったが、まあ相手が外国人ならと値段を変えて来るあざとさも、今は睡魔には勝てない。
「May I see the room?」と言って、部屋を見に行ったが、窓は無いが綺麗なtwinのため、「I’ll take this room.」と言って、1泊Rs.250(約875円)ならこの部屋に2泊、泊ることにする。
Receptionで宿帳を書いて、現金でDepositを払う。Rs250×2泊=Rs500(約1,750円)。「413」号の部屋に戻ると、皿が無いので灰皿の上で、日本から持って来た蚊取り線香を焚くと、ベッドの上で泥のように寝てしまった。

HOTEL MOADHIHIの1泊Rs.250(約875円)の部屋

トラディショナルなトイレ

1泊Rs.250(約875円)で2泊することにした

カニャークマリ(ケープ・コモリンCape Comorin)はインド亜大陸の最南端。ベンガル湾、インド洋、アラビア海に囲まれて、ベンガル湾から陽が昇り、アラビア海に陽が沈むのを臨めるインドで唯一の場所だ。
また女神カニャークマリを祭ったクマリ・アンマン寺院のあるヒンドゥー教の聖地のため、沢山の巡礼者の訪れる町だ。
私の乗ってきたBUSも巡礼者用のものだったのだろう。

<朝の香り、潮の香り>
朝8:30、人のざわめきで目が覚めた。
夜の暗いうちから着飾った人達が連れ立って、日の出を見るために岬の先のガート(Ghat 沐浴をするための、階段状になったところ)を目指して集まりだす。その人たちが通りを歩く声だろう。

私は明け方着いたのだからと寝ていたのだが、朝9時過ぎに目覚めた。
ホテルのDining Roomに出ていくと、朝日の射し込む窓越しに、漁師の丸木舟の並んだ長い砂浜と、その先に南国特有の薄いパステルグリーンのような海が見渡す限り広がっていた。
Dining Roomでトーストとオムレツ、チャイ、ミネラルウォーターを頼む。朝食代はroom charge には含まれていない。

チャイを飲みながら、マドゥライのミーナクシ寺院で買ったゴプラムの絵葉書を2葉書く。多分配達されるのは帰国してからだが。
トーストRs.9、オムレツRs10、チャイRs6、ミネラルウォーター(1.5L)Rs20
TOTALでRs.45(約158円)。

Dining Roomから望む海岸は、夢の国の様だ

岬の先に2つの島が見える