歳をとっても旅が好き

海外ひとり旅の記録?いや記憶かな

トルコからギリシア、イタリアへひとり旅(2018年) <4> まだ2日目・ ようやくイスタンブールİstanbulに到着。

<2日目ー2>

2018年 5月15日 火曜日  晴れ イスタンブール(Istanbul)

 

<ようやくイスタンブール(Istanbul)に到着した>

12:50 トルコのイスタンブール・アタチュルク空港(Ataturk Airport)に到着。
トルコと日本との時差は、-6時間。アブダビより更にー1時間だ。

飛行機を降りて、iPhoneのフライトモードを解除する。しばらくしてローミングで「turkcell」の電波を拾った。これでiPhonesが使える。Google Mapも、Google翻訳も出来る。

スマートフォンのいろいろなアプリを使って旅行をするようになってから、電波がつながることがことさらに重要になった。反対にこれに頼りすぎて、つながらなかったときはどうなるんだろう。

 

イミグレーション/パスポートコントロール(immigration/passport control)に行くが、広いフロアにまるでディズニーランドのアトラクション待ちの様な幾重もの列ができている。こんなに大量の入国者を一度に見るのは初めてだ。
イミグレーションを抜けて、バッゲージ・クレームでバックパックをピックアップして、何も聞かれないままカスタムを抜ける。
日本のパスポートは、観光目的なら90日以内の滞在ではビザは不要、入国カードもいらない。

 

アタチュルク空港の銀行窓口で両替する。

「Can I exchange?」と片言の英語で日本円を出す。
¥20,000円→749TL(トルコ・リラ)。
事前にネットで調べたレートでは773TLになるはずだが、やはり空港はレートが良くないか。1TLは、¥26.70円。

 

まだ昼すぎで公共交通機関でも良かったが、やや下痢気味で、寝ていないので疲労もあり、ホテルまではタクシーで行くことにした。
空港のカスタムを出ると、エアポートタクシーの会社が立ち並んでいる。どうも旅の始まりで、安易さを求める気持ちが抜けない。タクシー乗り場に向かう足を止めて、店頭の看板を見る。

 

呼び込みのあった一軒目のカウンターで宿泊するエリアまでの料金を聴くと、60€(ユーロ)だと。事前にネットで見ていたのではUS$38の定額だという記載もあったので、パス。

次の店「ROYAL VAN」で、スルタンアフメド地区のホテルだと再度話すと、25€だと。
これに決めた。現金で25€支払いレシートを貰うと、地下の駐車場の入り口まで連れて行かれ、そこで待てと言われる。

冷静に考えれば、25€はおおよそ日本円で3.400円位だ。随分高いが、ユーロで言われると安く感じてしまう。この感覚が早く正常な金銭感覚に戻れば良いが。

しばらくすると黒塗りの巨大なメルセデスのバンが来た。室内は10人くらい乗れそうな空間だが、私ひとりで荷物を抱えて乗り込む。

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エアポートタクシー(メルセデスのバン)広い!

 

空港はイスタンブールのヨーロッパ側で、アジア側との間を隔てるマルマラ海に近い。
タクシーは次第に海岸沿いを走り、青い海が見えてきた。

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見えて来たマルマラ海



ホテルのあるスルタンアフメド(Sultan Ahmet)地区は、ブルーモスク(Blue Mosque Sultan Ahmet Camii)やアヤソフィア(Ayasofya Muzesi)など観光地の立て込んだ旧市街の歴史地区で、道も狭く複雑だ。
年配のドライバーは海沿いの幹線道路で車を停めて、ホテルに電話して道を聞きながら、入り組んだ路地を曲がってホテルまで連れて行ってくれた。
チップを10TL渡す。

 

<ホテルに到着>

宿泊するフェルマン・ホテル(FERMAN HOTEL)では、未だ時間が早かったがチェックイン出来た。
レセプションで、HISで航空券と一緒に買ったホテル二泊分のバウチャーと、Booking.com で予約したもう一泊分(朝食付き・54€)の予約表、パスポートを見せる。部屋まで荷物を運んでくれたボーイにチップを1€。
未だ部屋の掃除中だったおばさん2人に、10TLのチップを渡す。チップの相場が分かっていた訳ではなく、感覚だ。

このホテルは、建物は大きくないが部屋は綺麗。101号室は、キングサイズのベッドの他に、周囲の建物に囲まれて景色は見えず、物干し場の様だがベランダも付いている。

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フェルマン・ホテル

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101号の室内 ベランダも有る

 

<早速イスタンブールの街に。そしてブルーモスクに挨拶!>

バックパックから荷物を出したりして15:00過ぎていたが、夕食を食べがてらスルタンアフメド広場(Sultan Ahmet Meydam)の方に向かう。


ホテルはアミュラル・タフディル通り(Amiral Tafdil Sk.)にある。
ホテルを出て右に歩きだすと、すぐ左に階段で降りる半地下の店がある。

「Laundry」と書いてある。えっ⁈ランドリー?

いつも旅行先では食事と共に最大の課題だった洗濯屋さんだ。昨日日本を出てからシャワーもせず、着替えもしていない汗じみた服を見ながら、幸先良いなぁと嬉しくなる。

 

明日早速出してみようと思いながら、アミュラル・タフディル通りを進み、直ぐの十字路を左に曲がる。そこはミマール・メフメットアー通り(Mimar Mehmet Aga Cd.)の上り坂で、左右はお土産屋やレストランが増えて来る。

突き当りはアラスタ・バザール(Arasta Bazaar)で、そこを右に曲がってトルン通り(Torun Sk.)を塀に沿って上がり、また直ぐの角を左に曲がるとダルバストゥ通り(Dalbasti Sk.)だ。

真っ直ぐ行くと左手にブルーモスク(Blue Mosque Sultan Ahmet Camii)、右手にアヤソフィア(yasofya Muzesi)が建つスルタンアフメット広場に出る。
この辺りは各国の観光客がいっぱいだ。一方、軍か警察の装甲車が並び、迷彩服にアサルトライフルを抱えた兵隊が至る所に立っている。

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ブルーモスク(スルタンアフメド・ジャーミィ)

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アヤソフィア

 

挨拶がてら左手のブルーモスク(スルタンアフメド・ジャーミィ)に入る。
直径27.5mの大ドームと、世界でも珍しい6本ものミナレット(Minaret)、トルコ語ではミナーレ(Minare)が立っていて、イスタンブールで一番有名なモスクだ。


スルタンアフメット広場から真っ直ぐ入って行くと、そこは出口専用らしく、建物に沿って右手に回るとムスリムの人が礼拝(サラート)の前に手や足を洗う洗い場があり、更に行くとムスリム以外の観光客用の入口がある。

多くの観光客に混じって、入口で靴を脱いで、備えられたプラスティックバッグに靴を入れて持って入る。此処は宗教施設なので入場料は無い。無料だ。

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まじかで見たブルーモスク

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華麗な装飾のモスクの内部


中は広大な空間で、下には絨毯が敷かれ、見上げると幾重にも折り重なったドーム天井は細かなイズニックタイルで作られたアラベスク模様でいっぱいだ。中央部分はムスリムのひとの祈る場所らしく、ロープで区切られている。

座ってゆっくり雰囲気を味わいたいが、沢山の観光客が行き来するので、また別の機会にと退出した。

 

ブルーモスクを出て、スルタンアフメッド広場を真っ直ぐに突っ切ると、また細長い広場があり、その外に2両連結の新しいトラム(Tramvay)が走っているディワーンコル通り(Divan Yolu Cd.)に出る。

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トラム(Tramvay)


この通り沿いでバス会社のカウンターを探すが、無い。
3日後にイスタンブールから次の目的地セルチュク(Selcuk)に行く長距離バスのチケットを買いたいが、ガイドブックなどでは長距離バスターミナルであるオトガル(Otogar)に行かなくとも街中に有るバス会社のオフィスで買えると書いてあった。また街のバスオフィスでチケットを買えば、宿泊するホテルからオトガルまでの無料送迎であるセルヴィス(Servis)が付いてくるとのことだったので、探していたのだ。しかし少なくともこの近辺には見当たらない。

 

トラムの停留所スルタンアフメット駅(Sultanafmet)の前に自動券売機の並んだコーナーがあったので見るが、此処はカルト(Kart)をチャージする機械だけで、「イスタンブール・カルト(Istanbul Kart)」は売っていない。
イスタンブール・カルトは、イスタンブールの色々な交通機関が全て乗れる日本のSuicaやPASMOの様なもので、イスタンブールに着いたら最初に買っておきたいと思っていた。


直ぐ上の広場の入り口に、新聞や雑誌、ガムや飲み物を売っている売店バッカル(Bakkal)がある。行って「Do you have Istanbul Kart? イスタンブール・カルトはある?」と聞くと、有ると言うので買う。17TL(トルコ・リラ 約450円)。
この「seventeen」がなかなか聞き取れない。何度も分かりませ~んと言う顔で、「Pardon?」と言っては聞き返してようやく理解。

昔インド旅行で、「30thirty」が「タティー」としか聞き取れず、何のことだ??と困惑したのを思い出す。

未だ英語を聴き取る耳が慣れていない。難しいことは話せないし聞けないんだから、せめて簡単な言葉くらい聞き取れなきゃと思うが、でも難しい。

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イスタンブール・カルト(Istanbul Kart)


此処にバス会社のオフィスがないので、明日は今買ったイスタンブール・カルトを使って、トラム(Tramvay)とメトロ(Metro)に乗って長距離バスターミナルのオトガルに行ってみよう。

 

今日からラマダン(Ramazan)だ。ムスリムMoslemの断食月で、日の出から日没まで飲食が出来ない。しかしこの辺りは観光客が目当てなのだろう、高級レストランから安いロカンタ(Lokanta)まで各食堂が客引きをしている。
私も沢山のお菜が並んだロカンタに入り、店頭でピラフと茄子のトマト煮込みを指差して頼む。

バゲットは付いてくる。ピラフと茄子のトマト煮込み。ミネラルウォーター。
美味しい。食後にチャイ。これで32TL。おおよそ850円位。やはり観光地は高い。
チップ 5TL。

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注文したピラフと茄子のトマト煮込み


帰りにアミュラル・タフディル通りにある食料品店で、ミネラルウォーターとナッツを買って帰る。水1.5L、ナッツ、チョコレート。17TL。