歳をとっても旅が好き

海外ひとり旅の記録?いや記憶かな

トルコからギリシア、イタリアへひとり旅(2018年) <44> まだ24日目 ようやくパレルモPalermoへ到着!!

<24日目ー2>

2018年 6月6日 水曜日 晴れ 暑い。パレルモは、夕方で24度。

<カターニャからパレルモへ鉄道の旅

パレルモへの移動に、9:00発のバスに乗ろうとシラク―サのバス・ターミナルに来たが、意外にもバスは14:00まで無いと。
まさかの展開に、鉄道でパレルモPalermoに向かうことにした。

鉄道は、シラク―サからカターニャで乗換となる。
実はカターニャ(Catania)からパレルモ(Palermo)間の鉄道はどの様なルートをとるのか、分からなかった。シチリア島自体は日本の四国の約1.4倍もある、地中海で一番大きな島だ。パレルモは、いま居るカターニャからはシチリア島の反対側、ティレニア海側にある。

バスは島の中央を横切って行くが、その倍の時間が掛かる鉄道はどうなのか。島の外周を、メッシーナを通って海岸沿いを時計と反対回りに走るのか、バスと同じ様に島を横断するのだろうか。


13:38、カターニャを出た電車は、力強く山がちの景色の中を進んでいる。どうやら鉄道も島を横断するルートらしい。
車窓からはエトナ山の姿が見える。鹿児島に行くと知らず桜島の姿を捜すのに似て、広大な裾野を広げたヨーロッパ最大の活火山の姿が見えると嬉しい。


14:40 シチリア島のほぼ中央にあるエンナ(enna)に止まる。
シチリアの山は殆どが草原で、木が少ない。牧草地が多く、刈り取られた牧草のロールがあちこちに見られる。
16:00 山を降りて来た。今度は島の反対側、ティレニア海(Mar Tirreno - Tyrrhenian Sea)の海岸沿いを走っている。
テルミニ・イメレーゼ(Termini Imerese)の近くでは、海岸で海水浴をしているのが見える。

パレルモは、シラク―サとはシチリア島の反対側だ。

<ようやくパレルモに着いた!!

16:30 ようやくパレルモ・チェントラーレ中央駅(Palermo Centrale)に到着。
10:25にSiracusaを出てから約6時間、流石に長かった(笑)

パレルモ(Palermo)はシチリア自治州の州都で、島最大の都市だ。
港湾都市でもあり、ここからは本土のナポリNapoliやジェノバGenova、サルデーニャSardegna島ばかりか、地中海対岸のチュニジアのチュニスへのフェリーまで出ている。

古代はローマ帝国領だったが、9世紀にイスラムに占領されイスラム王朝の首都となり、11世紀にはノルマン人に占領されノルマン・シチリア王国での都だった。その後フランスやスペインにも占領されるが、1861年エマニュエルⅡ世のイタリア統一によってイタリア領に復帰した。数奇な運命を辿った都市だ。


駅からホテルまで、またバックパックを背負って歩く。片手にはGoogle Map。これが頼りだ。
駅の正面出口から出て、駅前のPiazza Giulio Cesare を過ぎて、駅前から延びるローマ通り(Via Roma)を行く。Google Map の指示通りだ。

周囲は現代風のビルでなく、石造りの重厚な建物が並ぶ。歩く人もいろいろな人種がいて、帰宅する人なのか歩いている人も多い。見るとスーツ姿の人は殆どいない。男性も女性も地味な服装で、どこか庶民的な下町の感じだ。

それに、総じてイタリア人はアングロサクソンやゲルマン人、ギリシア人などに比べてあまり背が高くない。もちろん見上げる様に高い人もいるが、私より低い人もいる。何か親近感が湧く。概ね若い人は高く、年寄りは低い?アッ、そうか私も年寄りだった(笑)。


ローマ通りの途中からGoogle Mapに導かれるまま左に曲がり、何軒もの自転車屋が連なった路地の中に入っていく。
周囲は2階か3階建の石作りの旧い建物だ。何回か路地を曲がるたび、次第にゴミが散乱していたり、改修中の空き家の建物があったりしてやや不安になったが、突然市場の脇の広場に出た。周囲に露店が建ち並び、人の歓声や騒めきがいっぺんに大きくなる。Ballaro Market前の広場だ。
その広場の角に、ホテル・コルテーゼ(HOTEL CORTESE)はあった。


初め入口が分からずウロウロしていたら、小学校低学年くらいの女の子2人が、建物に付いたインターフォンを指して、此処を押すのよと教えてくれた。
押すとインターフォンから声がするので、「Check in please」と声を掛けると、鍵が開いた。ドアを開けて階段を上がると、2階にまた扉があって、中にレセプションがあった。
おばあさんが対応してくれ、Booking.comの予約表とパスポートを出してチェックイン。2泊で56€(約7,560円)の代金は、既にクレジットカードから引き落とし済だ。

 

初め3階の部屋だと言われキーを持って行ってみたが、鍵が開かない。何度やっても駄目だ。
レセプションに戻って「I can`t open the key. 鍵が開かない」と言うと、そんなはずないでしょと言う顔のおばあさんも一緒に行って、試みるが開かない。今度は違うキーを持ってきても開かない。
仕方なく、レセプションの直ぐ裏側の部屋に案内された。


部屋は狭いが、グリーンのシックなカバーの掛けられたシングルベッドと机があり、シャワールームにはトイレより優先的に置かれたビデ。清潔で良い。
荷物を下ろしたら、疲れがドッと出た。

清潔なベッド

便器を押しのけてビデが中央にある浴室

部屋は2階(イタリアでは1stフロアかな)で、窓の下は路地だが、斜め左に市場前の広場が見える。すでに多くの屋台が出ていて、驚くほど沢山の人が、飲んだり笑ったり、嬌声を揚げていたりする。駅から歩いて来た路地に在った様な店で働いて居た職人たちが、皆出て来たかの様だ。

 

私は疲れて、何処か食堂を探して歩くのも億劫なので、市場近くの肉屋に行く。
今までは出来合いのパニー二で失敗してきたので、作り立てを買おうと決めていた。ガラスケースの向こうにいる髭面にエプロン掛けの中年男性に、バゲットはこれ、ケースの中のサラミとチーズとオリーブを指して、これを挟んだパニーノを作って貰う。
水2本と一緒に買って、5€(約670円)。

美味しいパニーノ

部屋に戻って食べる、パンはバゲットで硬いけど、中のサラミの美味いこと。オリーブとベストマッチで、今まで食べたパニーノの中で一番美味しい。
しかし今日は疲れた。何故か身体が寒い。

市場前の嬌声は夜中近くなってもなかなか終わらない。しかしいつしか寝込んでしまった。