歳をとっても旅が好き

海外ひとり旅の記録?いや記憶かな

ミャンマーひとり旅(2017年) <33> 12日目 バイタクでマンダレーヒルに登る!!

<12日目ー1
2017年 6月2日 金曜日 マンダレー 晴れ 暑い36度。

朝食時、レセプションで山の様なランドリーを依頼。
朝食は、ビュッフェスタイルで品数は少ないが、中華系のゲストハウスらしく白いお粥がある。このところの私のナーバスな胃袋にはぴったりだ。美味しいなぁ(笑)

朝食の美味しい白粥


<バイクタクシーでマンダレーヒルに登る>
10:00近くになって、出掛ける。
今日は青いティーシャツに、下は登山用の乾きやすいズボン、素足にサンダル履き。
沢山の洗濯物をランドリーに出しているので着るものが無いのと、ここマンダレーはヤンゴンに比べても暑いので靴下、ハイキングシューズでは辛い。
現金やiPhoneだけは、ウェストポーチを肩から斜め掛けして持っていく。

Receptionで昨日会計をしてくれた若い女性に、明日6月3日のマンダレー郊外観光のため、タクシーの1日チャーターを依頼。40,000ks(約3,200円)だと。出発8:30am。
さらに、6月4日のバガン(BAGAN)迄のVIPバス10,000ks(約800円)。出発6:30amも依頼する。バスはホテルまでのピックアップも依頼した。

今日はバイクタクシーを依頼し、マンダレーヒル(Mandalay Hill)に行くつもりだ。Receptionの女性は、タクシーでは上までは登れず、バイタクしか行かない。
one wayなら3,000ks(約240円)と言っていたが、連れて来たバイタクのドライバーは何故か2,000ks(約160円)で良いらしい。
安いホテルに泊まって1番良いのは、宿代そのものよりも、ホテルの人が端からこの客はお金がないんだからと、移動や観光にタクシーよりバイタクを手配してくれるなど、旅行全体が安く上がるところかなぁ。

バイタクのドライバーから借りた緩めのヘルメットを被り、後部席に跨がる。久しぶりのバイクで緊張する。
陽射しは強くなっているが、走り始めると当たる風が気持ち良い。しかし強過ぎる風圧で緩いヘルメットが浮き上がり、その度に直さないとならない。
王宮の掘割に出る。一辺が3kmもあり、濁らない綺麗な水を湛えている。周囲が開けて、なお一層風が強くなって、心地よい。
此処から一気に山の方に上がると、マンダレーヒルの南参道。白い2匹の巨大なライオン像、チンテーヂーナッカウン(Chinte Gyi Nakaung)の前に出た。

白い2匹の巨大なチンテーヂーナッカウン、普通は此処から登るらしい。

普通マンダレーヒルの参拝は、この入口から登り始め、途中の祠や仏塔を拝みながら歩いて、標高236mの山頂の仏塔を目指す。頂上迄登るのに1時間半くらい掛かかるらしい。
しかし私は、7合目の駐車場迄行って貰うためにバイタクを頼んだので、ドライバーに上まで行ってくれと言うと、別料金になると。ああ、そういうことか。
ならばと、この後行こうと思っていた旧王宮と、マハムニ・パヤー(Maha Muni Paya)を廻ることで交渉し、10,000ks(約800円)で握る。

此処から7合目迄は傾斜のきつい、九十九折の道が続く。
確かにこれではタクシーは通れないなぁと思ったそばから、何処から出て来たのか、後ろから小型のピックアップが、荷台にローカルの人を山ほど乗せて上がって来た。

ようやく7合目に到着。
此処には小さな駐車場と、目の前には頂上迄直行するエレベーターが見える。
マンダレーヒルは、山と言うか丘全体が寺院で、下から登るに連れいろいろな仏に逢える様になっている。
しかし1時間半も登れる足腰の良い人ばかりでは無い。私も決して安易な考えでは無く(笑)、体調と年齢を考えエレベーターで登る事にしたのだ。
此処からはもうお寺の境内なので、裸足になってエレベーターに乗り込む。
バイタクのドライバーが、履いて来たサンダルを預かってやると言う。親切心か、逃げられちゃ困るとの気持ちからかは分からないが、私は大丈夫と言って自分で持って乗り込む。中はローカルの人で一杯だ。

頂上迄直行のエレベーター

<マンダレーヒル>
エレベーターが上昇し、停止したと思ったら乗り込んだのと反対側のドアが開く。
あっと言う間に、マンダレーヒルの頂上に到着だ。
エレベーターを降りて辺りをキョロキョロしていると、ロンジー姿にタナカを顔に塗った中年の女性が、こっちこっちと机の前に連れて行き1000ks(約80円)だと言う。
外国人のみ有料で、「SU TAUNG PYAE PAGODA」頂上にある寺院の領収書をくれる。
ちなみにエレベーターは無料だが、多くの人は、中にうず高く積まれた紙幣が見える様になったガラスケースの中に、幾らかの喜捨銭を入れている。もちろんわたしも1,000ks札を入れた。

寺院には四面に白い大きな仏像が安置され、その前で多くの人が熱心に拝んでいる。
お堂の周囲がテラスになっていて、マンダレーの市街や、四角い堀に囲まれた王宮が緑の木々の中に見える。
王宮周辺では4階建てを越える建物が禁止されているせいか、遮るものがなく遠く北から南に流れるエーヤワディー河や、対岸のミングォン(Mingun)の仏塔まで望める。正にマンダレーが一望出来る。
此処には老若男女問わず参詣に来ているが、その中の若い女子学生のグループの人たちと、私の「not good」の英語で少し話す。落ち着いた話し方で、地元の大学に通っている仲間だと言っていた。
写真を撮ってやり、私も撮って貰う。頬にタナカを塗って、皆若さの中に楚々とした風情を持った美しい人たちだ。

山頂のお堂の周囲は、テラスになっている。

眼下右手に王宮が見える

エーヤワディー河が望める

マンダレーヒル山頂のお堂

参拝に来ていた若い女子学生のグループ


下りもドライバーを心配させないため、エレベーターで同じ場所に降りると、バイタクが待って居てくれた。
再びバイクに乗り込む前に、ドライバーが小学生低学年位の女の子の、民族衣装を着た姿と、仏門に入って頭を丸めた姿の写真を見せてくれた。とっても可愛いく、「very cute‼︎」と言うと喜んで居た。自分の孫のくりくり頭も可愛かったなぁと、思い出しちゃうなぁ。