歳をとっても旅が好き

海外ひとり旅の記録?いや記憶かな

ミャンマーひとり旅(2017年) <64> まだ17日目 インレー湖畔の町、ニャウンシュエに到着

<17日目ー2
2017年 6月7日 水曜日  インレー湖、ニュウンシュエは、曇りのち雨。暑い。

<カローからニャウンシュエに到着>
13:20、昼食休憩から再び出発。
14:10シャン高原(Shan plateau)の町カロー(Kalaw)に到着。欧米人のグループが何名か降りる。山岳民族の村をトレッキングしたり、ハイキングの拠点として欧米人に人気があるみたいだ。
此処は標高が1,320mもある。平地と7~8℃違うので涼しい。カローは英国植民地時代に避暑地として人気があったため、洋風の建物が多く建ち並んでいる。

シャン高原に入ると山の中だ 霧が立ち込めて居る

カローの町

カローの町を過ぎ、更に東に向かってシャン州(Shan State)の州都タウンジー(Taunggyi)方面に向かう。
途中、「INLE ZONE ENTRANCE FEE GATE NTAUNGSHWE」と書かれた事務所で、インレー地域のエントランスフィー(Entrance fee)12,000ks(約960円)を徴収される。
街道途中のシュエニャウン(Shwenyaung 旧シュエンヤン)で、バスは右折して今度はShwenyaung-Nyaungshwe Rdを南下するようになる。

「INLE ZONE ENTRANCE FEE GATE NTAUNGSHWE」

シュエニャウンから南下してきたバスは、漸くニャウンシュエの町に入り、Yone Gyi St.との交差点を右折し、その先で停車した。
16:10頃、ニャウンシュエ(Nyaung Shwe)に到着。ここがインレー湖(Inle Lake)の入口の町だ。

バスが着くと赤い三輪の小型のピックアップが寄って来て、客の荷物を荷台に載せてはホテルやゲストハウスに向け発車してしまう。
最後に1台しか残らず、このピックアップも出発しようとするので、運転手を捕まえて「I want you to go to Gypsy Inn, Please.」と言うと、「Wait, come back here. 待ってろ、此処に戻ってくるから」と言って行って仕舞った。

今晩の宿Gypsy Innはインレー湖に続く運河沿いにあるので、此処から歩いていけない距離ではない。しかしひとり荷物を背負って歩くのは、気が乗らなかった。暫らく待つと、先程のピックアップが戻って来た。荷物を載せ、此処から三輪車のピックアップでホテルに行く。1,500ks(120円)。

<GHジプシー・インに到着>
ニャウンシュエでの宿泊先、ゲストハウス(GH)ジプシー・イン(Gypsy Inn)にチェックイン。
此処でも、receptionでパスポートとインターネットの予約サイトBooking.comの予約表を出すだけで完了だ。3泊でUS$83(1泊 US$28)。デポジットは米ドルの現金で支払い。

ホテルは、インレー湖に続く運河に面したストランド・ロード(Strand Rd.)沿いにある。赤茶けた泥色の運河には、観光用の細長いボートが何艘も舫っている。

ゲストハウス ジプシー・イン(Gypsy Inn)

GHの前は運河で、細長いボートが何艘も舫っている

建物は二階建てで、外装はきれいだが、部屋は旧い。シングルベッドに清潔なシーツ。調度品も質素だが、そこそこきれいだ。2階の部屋からは、ボートが並んだ土色の運河が見える。
唯一の難点はシャワールームで、水捌けが悪く、シャワーの後にトイレに行くとタイルの床には水溜りが出来て、その中をサンダルを履いてジャブジャブ歩くよう。
壁には扇が飾ってあり、そこに「WARMLY WELCOM TO GYPSI INN」と描かれている。

<ニャウンシュエではスパゲッティ>
履いて来たハイキングシューズをサンダルに履き替えて、取り敢えず夕飯を食べに外に出る。
暫く界隈を歩き回るが、軒先に椅子とテーブルを出しただけの食堂位しか見当たらない。何処でも野犬が歩き廻っている。
今度は違う通りを歩く。運河沿いのStrannd Rd.から右折して、Phaung Daw Side Rd.を西へ向かって歩く。
既に時間は17:30を過ぎている。道の先では珍しく体格の良い犬が、2匹で他の犬に激しく吠えたてている。これは進むのが嫌だなぁと思って直ぐ左を見ると、沢山のテーブルを並べたレストランがあった。

ニャウンシュエの道

Nyaung Shwe Restaurant。
店は道に向かって沢山のテーブルを並べていたが、まだ客が1人も居なかった。主人らしき人にオープンしているのか聞くと、OKだと。
道路に近いテーブルに座ってメニューを見ると、下の方に何種類かのスパゲッティがある。その一番上に書いてあったボロネーゼとソーダ、水を頼む。

オーダーして目を上げると、なんとさっき吠えていた体格の良い方の2匹の犬が、1匹は並んだテーブルの間の通路に、もう1匹は店の前に寝そべって居た。
ミャンマーでは狂犬病で、毎年何人もが亡くなっている。落ち着かないので、主人にあの犬は大丈夫かと聞くと、うちの犬だと。
ビックリした。以前誰かに、路にいる沢山の犬について聞いた時、「No Owner」だと言っていたからだ。
勿論首輪もない。殆どの犬が痩せていて、昼間は道の真ん中で横になって寝ていたり、舌を出して覇気なく人の間を歩き廻っている。夕方から夜になると、群れる様になって、吠え合ったり、活動が活発になる。狂犬病を考えると、近寄られると気持ちの良いものでは無い。

店の番犬らしい犬

ニャウンシュエ最初の夕食は、ボロネーゼ

頼んではみたものの、実は名前以外本当のボロネーゼってどんなものか知らないのだ。
出てきたのは、紐皮うどんの様な平たい麺に、ミートソースが掛かっている。
食べてみると、イタリアのボローニャ(Bologna)風と云うより、微妙にミャンマー風味がする。美味しいとまでは行かなくても、食べられる。ソーダを飲みながら完食する。全部で5,000ks(400円)。

犬の側をそっと通りながら、店のあるPhaung Daw Side Rd.からStrannd Rd.を通って、運河沿いのホテルまで帰ってきた。
余り綺麗で無いバスルームでシャワーを浴びて出てきたら、雷が鳴なってザッーと雨が降ってきた。いまミャンマーは雨季に入っている。
ボート・トリップは明後日にする。先にニャウンシュエの街を散策して、美味しいレストランを見つけたい(笑)。