歳をとっても旅が好き

海外ひとり旅の記録?いや記憶かな

ミャンマーひとり旅(2017年) <4> 2日目 バンコクのモーチェットから夜行バスで出発

<2日目>

2017年 5月23日 火曜日 バンコク 曇り 暑い 29度。

<バンコクのショッピングモールを散策>

バンコクのパラッツォ・ホテルで朝食(ホテル料金にinclude)。
中国人客は既に出掛けたのか、少し空いたダイニングで朝食。料理の種類は多くなく、質素。でも中華風のお粥や、西瓜、パイナップルを食べる。美味しい。

10:00、ホテルをcheckout。支払いはクレジットカード。1,099THB(約3,870円)。「Could you keep my baggage?」と言って、Receptionにバックパックを預ける。

Ratchadaphisek Roadの暑い路を歩いてMRTの Huai Khwang駅へ向かう。バンコクっ子の新しい繁華街と言われる、ブルー・ライン線の「ラマ9世駅」(Phra Rama9)まで行ってみる。

バンコクの街角にある、ピーを祀った祠

自動発券機でトークンの様なコイン型の乗車券を買って、改札の入口では機械にかざすだけ。出口で投入する。10THB(約35円)。
地下鉄の中は混んでいるが涼しい。エスカレーターは、歩かない人(笑)は右側に並んでいる。

外に出て久しぶりのバンコクの街中を散策しようかとも思ったが、暑いのでそのまま駅と直結されたセントラル・プラザ(Central Plaza Grand Rama9)に入ってしまう(笑)。

何でもあるセントラル・プラザ(Central Plaza Grand Rama9)

巨大なショッピングモールだ。なんでもある。 吹き抜けの作りは、1994年に行った昔のSiam Squareにあったマーブンクロン・センター(Mahboonkruong Center)みたいだけれど、此処は店も商品も高級そうだ。

しかしよく見るとローカルな店もアディダスも、ユニクロも無印商品もある。立っているセキュリティの胸に着いたワッペンは「SECOM」だ。
しかもシネマコンプレックスや、アイススケートリンクまである。
寿司もスイーツも豚カツもカレーも。高級品のブティックも、インドネシアの「マタハリ」(Matahari)の様な衣類の量販店「ロビンソン」もある。暑い中歩かなくても、なんでも揃う買物天国だ。
でも私は荷物を増やさないため、何も買わず。

昼食は、バンコクまで来て「新宿さぼてん」の豚カツ。353THB(約1,240円)。でも控えめに中サイズにしておいた。
その後は、hollys coffeeでカフェラテ。100THB(約350円)。
ようやくiPhoneにWi-Fiが繋がった‼︎ Wi-Fiのためにはカフェに入らなきゃならない。まぁ仕方ないか。
今夜は夜行バスで国境の町メーソート(Mae Sot)まで行って、明日の朝早くミャンマー(MYANMAR)に入国する予定だ。

MRTでホテルに戻る。10THB(約35円)。

昼食は、バンコクに来ても「新宿さぼてん」の豚カツ

<モーチェット・バスターミナルへ行く>

13:45、ホテルで荷物を受け取り、「Could you call a taxi for me?」と言って、呼んでもらったタクシーでモーチット・バスターミナル(Mo Chit Mai Bus Terminal)に向かう。

途中心配していた渋滞に遭う。
運転手が、バンコクの渋滞は朝と夕方だけじゃなくて一日中だ。車が多すぎると言う。前や横の車を指してトヨタ、ホンダ、ミツビシ、イスズと日本車ばかりだと。私がフォードも有ると指差すと、ほんの少しだと言って笑う。その後運転手が猛烈に飛ばして、なんとか15:00前に着く。107THB(約380円)。
掛け値無しのメーター料金。食べ物などの値段に比べ、タクシー料金は安い。

ウェストポーチを肩から斜め掛けし、大きなバックパックを背中に、日本のユニクロで買った黒い小さいサブザックを前に抱えて、少しヨロヨロしながら茶色い屋根の、巨大な半円形のモーチット・バスターミナル(Mo Chit Mai Bus Terminal)に入る。

入口のセキュリティを通って、正面奥の「トランスポート社999」の窓口に向かう。
日本でネット「Thai Ticket Major」で予約していた便の予約表を出して、バスチケットを入手。運賃は638THB(約2,250円)。
予約は、バスが発車する1時間前迄に手続きしないと、その後は無効になってしまうので、渋滞を考え今日はちょっと早めに来たのだ。
そこまでは颯爽と手続きしていたが、カウンターのおじさんが、チケットに書かれたバスの出るプラットホームの番号を教えてくれたが、文字が小さくて見えず、大きく書き直して貰った(笑)。

モーチェット・バスターミナル

トランスポート社999の窓口

バンコクからメーソートまでのバス・チケット。「118」はバスの出るプラットフォーム

 

バックパックが重いので、荷物預かり所に出発まで預かって貰う。100THB(約350円)。
構内のセブンイレブンで、明日の朝食用のパンとキットカットを買う。81THB(約285円)。

周囲には、バスターミナルなのに荷物も持たず、椅子に座って辺りをじっと見ている男や、自分の周りに荷物を山の様に積み重ねた人、褐色の衣を着けた僧侶、ティーシャツに短パン、サンダル履きで、力比べをしているように巨大なバックパックを背負った男女の欧米人のバックパッカー。それらに交じってベンチでバスの発車時間まで待つ。

ベンチに座っている人がトイレなどで席を外す時、近くの人に荷物を見ていてくれと言っている人は僅かで、殆どの人は黙って席に荷物を置いて出掛けている。しかしその荷物を誰も盗らないし、黙って動かして席を取る人も居ない。タイって、すごい。いつからこんな風になったのだろう。


時間が余って所在ない。バスターミナルの中をブラブラする。
三階のフロアも人がいっぱい。いろいろ覗いて見ると、お坊さん専用の待合室もある。フードコートもあって、食事も考えたが、やめてダンキンドーナツをテイクアウェイする。107THB(約380円)。
18:00になると突然周囲がザワザワして、構内の人が全員立ち上がって直立不動になった。TVから国家が流れる。私も慌てて立ち上がった。
むかし韓国でも、サイレンか何かを合図に、路上を歩いていた人が急に立ち止って直立不動になっているのを見たことがある。あれは何だったのだろう。
でも、バスの時間まで長い。ずっと座っていたベンチは金属製なので、もうお尻が痛い。

 

<ミャンマー国境へ向けて夜行バスが出発>
20:30にプラットホーム「118」の前に移動する。「118」はメーソート(Mae Sot)行きだ。
21:00に私の乗るVIPバスが入ってきた。三列シートで、私は左側1人掛けの席なので姿勢には余裕がある。これならゆっくり眠れるだろう。
ところが、あとから隣の2人席側に、大きなバックパックを背負った欧米人の若い女性の4人組が座った。夜行バスなので中は子供も居るし、既に静まり返って居るのに、この女性達は自宅で友達と喋っている感覚で、とにかくうるさい。せっかくのVIPバスを取ったのに残念だ。

プラットフォーム118の、メーソート行きバス

乗り込んだ三列シートのVIPバス

21:30に出発。バンコクの街中を抜け北西方向へ進んでいる。
途中アユタヤ(Ayutthaya)やウタイターニー(Uthai Thani)などを通過しているのかもしれないが、外は暗くて良く分からない。尤も見えていても、そこが何処か分からないだろうけど。

23:00過ぎ一回トイレ休憩。その後途中で警察が乗り込んで来て、パスポートの点検かと思ったら何も見ず、車内をスマホで写真撮影。どうも荷物室の荷物を点検しているみたいだ。
しばらくするうち音がするので目覚めると、雨が降り出して、激しく窓を叩いている。私もうつらうつらしている間に、さしもの欧米人の女性達もすっかり寝込んでいた。