<10日目ー1>
1997年11月21日 金曜日 ニューデリー(NEW DELHI) 晴れ
<ニューデリーでまた宿探し>
AM5:00 寒くて眼が覚める。
浴室からタオルと、ザックからジャンパーを持ち出して掛ける。お腹に最後のホッカイロを当てる。少し下痢が治ってきたようだ。
AM7:00に起きる。まず頭に浮かんだのは、今晩の宿を探さねばということ。
ミネラルウォーターがまだ一本半あるので、ふんだんに使って歯を磨く。漱ぎは蛇口から出る水道水だが、最後の1口はまだミネラルウォーターでなければ駄目だ。
AM8:30、 1階のDining Roomで朝食を摂る。これは料金にincludedだ。
オムレツ、トースト、オートミール、バナナ、そしてコーヒー(ネスカフェ)にした。カルカッタではいつもチャイだったが、デリーに来てからは何故かコーヒーばかり飲んでいる。
Receptionで再度「I’d like to stay one more night ?」と聞いてみたが、今晩は「Full」で駄目だと。団体が来るらしい。
部屋に戻り、YMCAに電話してみる。自分の拙い英語力のため正確には分からないが、ここも「Full」で駄目だと言っているようだった。しかし電話では聞き間違いもあるので、一度行って見ようと思い、YWCA をAM9:45にチェックアウトする。
サブザックを持って、宿の前に居たオートリキシャに乗ってYMCAへ向かう。
建物の中に入って聞くが、YMCAのReceptionでも、「Full」で「sorry」と言われる。
建物を出て右に歩き、ここが駄目なら昨晩ガイドブックで見た中級ホテルのALKAかNIRULA、あるいはニューデリー鉄道駅前のパハール・ガンジ(Paharganj メーンバザール)前にあるゲストハウスのどこかに行くしかないかと考えながら、最後の望みでAshoka Rd.にあるもう一つのYWCAの「 YWCA of DELHI blue triangle family hostel」へ行ってみることにする。
YWCA of DELHI blue triangle family hostelの中に入ると、ロビーは何故かアフリカ系の人で一杯だ。
しかも洋装ではなく、裾迄長くゆったりとした、カラフルな民族衣装の人が多い。昨晩泊まっていた「YWCA of INDIA international Guest House」では、殆ど欧米人が多くアフリカ系の人は見かけなかったが。一瞬、棲み分けでもしているのか思ったくらいだ。
でもReceptionで「Can I get the Room for tonight?」と聞くと、何泊かというので、「only one night」というと、予約帖を見て、頷いた。
OKらしい。嬉しい。ホッとした。
AM10:20にチェックインする。
ここは朝食付きでRs.615(約2,153円)、A/C, single, hot shower付きだ。
部屋はシングルベッド、机や椅子の調度品も古めで、シャワールームの設備も昨日のYWCAより落ちるが、まあまあgood!
何よりようやく今晩の宿が確保出来た嬉しさがこみ上げてくる。Room No,306 二階だ。
<郵便局GPOに絵葉書を出しに行く>
AM11:00少し前、GPOに葉書を出しに行く。
これはベンガル湾沿いの町「コナーラク(Konark)」に行ったときに買った絵葉書で、プリ―で下痢で苦しんでいる最中に書いたものだ。
YWCAを出ると、昨日泊まったYWCAまで乗せて行ってくれたオートリキシャのドライバーが呼びとめ、出かける時は俺を指名しろという。
昨日場所が判らなかったYWCAに連れていってくれたので、その積もりで頷いた。
YWCAよりAshoka Rd.を10分位歩くと、道路に囲まれた小さなサークルの真ん中にあるGeneral Post Office New Delhiに着く。
Enquierで絵葉書を見せ「I`d like to send a this Card to Japan」というと、No,18の窓口へ行けという。
No,18の窓口では、先にStamp切手を買って、貼って来いと言われる。
はがき一葉に付きRs6(約21円)、3葉分の、ガンディの図と国会議事堂の図の切手を買い、唾で切手を貼る。
そしてもう一度No,18の窓口に持っていくと、カウンターの中の年配の男が、ちらと葉書を見て、脇の箱に投げ入れる、
これで何日かの後には日本に届くのだろう。