歳をとっても旅が好き

海外ひとり旅の記録?いや記憶かな

インドネシア・ジャワ島ひとり旅(2017年) <15> 6日目 鉄道でソロに。でもその前にホテルのツアーデスクで交渉中!!

<6日目ー1> 

2017年 2月26日 日曜日 ジョグジャカルタ 曇り 暑い。30℃。ソロも暑い。

今日はジョグジャカルタに着いて、4日目だ。
昨日は早朝からボロブドゥール遺跡、午後からブランバナン遺跡と、年甲斐もなく世界遺産見物のハシゴをしてしまった。

<ジョグジャ4日目。鉄道でソロに行きたいが、その前にツアーデスクで交渉中>

6:00に目が覚めた。よく寝た。目覚めてベッドでゆっくりしている時間が好きだ。
髭を剃って顔を洗う。最後にミネラルウォーターで目だけ洗い、最後に目薬をさす。結膜炎への予防だ。
歯を磨いた後は水道水で口を濯ぐが、最後はペットボトルのミネラルウォーターでうがいし、歯ブラシもミネラルウォーターで洗っておく。
毎日する衛生習慣。実際の効果は⁇ 気休めかもしれないけど(笑)。

8:00にホテルのレストランで朝食。
レセプションに寄って、「I have laundry.」と言って、洗濯物を取りに来てくれるよう依頼する。

9:00にツアーデスクに行く。昨晩の電話で明日の9時に行くからと言って仕舞ったのだ。
カウンターにはいつもの男性のボスではなく、綺麗で肉感的な30歳代くらいの若い女性が座っている。
黒いタンクトップの上に白いブラウス。ボタンを2番目まで開けているので、はち切れるほど大きな胸の谷間が見える。

一昨日このツアーデスクで聞いた「ブロモ山(Gunung Bromo)ツアー」が、RP3,000,000(約25,420円)と余りにも高いので、他の旅行会社を当たろうか、それともいっそ止めて仕舞おうかと思っていた。
それが昨日の夜になって電話がかかって来て、スペシャルプライスだ何だと私が理解出来ない英語で捲し立てて来たのだ。でも不思議な事に、値段の所だけは分かるんだよね。
それで今日はその交渉だ。

Tourのカタログ。一番下にブロモ山Tourもある。

今日はそのツアーが、スペシャルプライスでなんとRP2,300,000(約19,500円)と随分安くなっていた。
もともともっと安い混載のツアーはたくさん有るが、若者相手の強行軍だとちょっと体力的に心配で、更にブロモ山からの帰路をジョグジャへ戻るのではなく、私はスラバヤまでとオーダーしていたので、今回は多少値段が張っても融通の利く1人参加のツアーにしようと思って居たのだ。

大分減額されたので、申込むことにした。
しかしブロモ山でのホテルがincludeされていない。ホテルを含めRP2,500,000(約21,200円)とする。ホテルはガイドブックでも定番とされている格安ゲストハウスの「ヨシ」(Yoschi)かと聞くと、多分そうだろうと。ドライバーは昨日の彼を指定。現金で支払う。

ホテル代を含めRP2,500,000のTourを申し込んだ。


<ソロSolo (スラカルタ Kota Surakarta)に向け出発>
出かける間際、ノックされ係(Valet)が洗濯物を取りに来てくれた。依頼する。
そんなこんなしているうちに10:00を過ぎてしまった。
昨日トランス・ジョグジャを使って安価にプランバナンに行ったことに妙な自信を持って、今日はソロ(Solo)に行こうと決めて居た。

ソロSolo (正式な名称は、スラカルタ Kota Surakarta)はセントラルジャワのジョグジャと並ぶ古都で、其処を流れるジャワ島一の大河ソロ河は「ブンガワン・ソロ」の曲でも有名な所だ。
1745年マタラム王国の王都が、ソロSoloに移され、名前を「スラカルタ Kota Surakarta」と名付けられた。
その後、第3次ジャワ継承戦争でマタラム王国は分裂。スラカルタ(ススフナン家)とジョグジャカルタ(スルタン家)に分裂した。スラカルタもジョグジャカルタも、その後更に王家が2つに分かれ、全部で4つの王朝が成立し、スラカルタにも2つの王朝が並立することになった。

しかしその後1945年に始まったインドネシア独立戦争で独立派に協力したジョグジャカルタのスルタンは、独立達成後その功績によって特別行政地域としてスルタン領の存続が認められたが、スラカルタの二つの王朝はオランダに従順だったため、独立達成後他のスルタン達と共にスルタン領は廃止されてしまった。
しかし2つの王宮が今なお残るスラカルタ(ソロ Solo)は、ジョグジャカルタと並んで宮廷文化の香る町と言われているらしい。

でも私の目的は王宮などソロの街歩きでは無く、 近くにあるサンギラン(Sangiran)に行くこと。
そこは1936年、最古の人類「ジャワ猿人」の化石が発見された所で、教科書でも必ず登場する場所だ。
ツアーの値段交渉で出発が遅れてしまったが、今日行きたい理由があった。発掘の資料を展示した博物館は、明日月曜日が休館日なのだ。日程の都合上、行けるのは今日しかなかった。

プラスティックの袋に折畳み傘と水を入れ、パスポートの入ったウェストポーチを肩から斜め掛けにして、勇躍ジョグジャカルタTUGU駅まで歩く。
3日前、ジャカルタから到着した時は、トランクがあってRp.35,000でベチャに乗った距離だが、歩いてみると遠く感じない。