<10日目ー3>
2024年7月31日 水曜日 マラッカ&KL 雨 最高31℃ 最低25℃。
マラッカ4日目。
<KLのTBSに戻ってきた>
マラッカ・セントラルから乗ったKKKLのバスは、15:30、クアラルンプール(KL)のTBSバスセンターに到着した。所要時間2時間で着いた。久しぶりに見るTBSの中は、懐かしい。
今日はマラッカでマルタバックの朝食を食べたきり、その後は何も口にしていない。お腹が空いた。キャリーバックを引き摺りながら、上の階に上がって食堂を探す。「restoran」はまだ空いている。「kopitiam」も。
でも、今日は違うところに入ってみよう。
16:00,フロアの一番奥にあるフードコート「TERATAI FOOD COURT」で、ナシレマを食べる。
RM5(約170円)。冷たいティーRM3(約102円)。
全く素朴なナシレマだが、空腹だったのですごく旨い。
16:50、TBSから連絡橋を渡って、KLIA Transitの駅BTSへ行く。
ここから直接KLIAのターミナル1へ向かうつもりだ。電車で1本、乗換なしなので便利だが、しかし僅か3駅先の駅まで行く運賃は、なんとRM38.4(約1,305円)もする。
マラッカから此処TBSまで約150Km、2時間半もかかる長距離バスの運賃は、RM14.4(約489円)だった。
客層を見ての料金設定なんだろうか。
バスターミナルはTBS、この駅名はBTS。これも分かりずらい。「坊主憎けりゃ、袈裟まで・・・」の類かなぁ(笑)。
TBSは、Terminal Bersepadu Selatan。BTSは、Bandar Tasik Selatan。
クアラルンプール空港のKLIAターミナル1に到着。
早速、5Levelにある出発ロビーまで上がって、明日07:15のANA NH816便のチェックインカウンターが「F」なのを確認する。
そして4Levelに降りて、レストランや土産物店の中にある、今日泊まるカプセルホテルの場所も確認。
カプセルホテルのチェックイン時間まで、しばらくベンチで待機する。
これは、予約したカプセルホテルの滞在時間が6時間と決まっているからだ。
勿論これはもっと伸ばすことはできるが、値段が高くなるので、今回は6時間にした。
明日の朝、フライトが07:15、チェックイン開始が2時間前として05:15頃のため、今晩22:00~翌朝04:00までの6時間で良いだろうと思ったのだ。
だから手持無沙汰でも、22:00頃まではチェックインできない。
そうだ!!手持ちのMYR(マレーシア・リンギット)を、日本円に再両替しようと思い立った。
20:00、3Levelのarrival Hall到着ロビーに行き、両替所「Travelex Currency Exchange & Payments SDN,Bhd」で、余った手持ちの殆どのMalaysian Ringgit(RM)399.31を、JPY12,000円に両替する。
この時のレートは、RM1は約30円にしかならなかった。
実は7月23日に日本からKLIAに着いたとき、店は違うが、同じ到着フロアで日本円20,000円をマレーシア・リンギットに両替した。所謂「BUY」で、RM520だった。RM1=38円。
これも酷くて、ジョホール・バルのJBセントラルでは34円、TBSでも34円だった。
今回は「SELL」なので、安いのは仕方ないが、それにしても酷いレートだ。しかし、MYRを日本に持ち帰っても使い道がない。
21:30、再び4Levelに戻って、ロビー奥にある小さなカフェの「Kyochon1991」で、マフィンRM12(約408円)とカフェラテRM11(約374円)を買う。
カフェのイートインスペースに座って食べる。
空港内の物の価格は高く、手持ちのお金MYRが残り少ない。少し再両替しすぎたかなぁ(笑)。
次いで、昼間、マラッカ・セントラルのバスターミナルで思いついたことを実行してみる。
iPhoneの「airlo」のアプリから、日本で使用できるeSIMのバージョン「もしもし」を購入する。これはカードで払えるので大丈夫だ(笑)。
さてこれからインストールだ。この旅に出発する前、日本で初めてeSIMをインストールした時の手順を思い出しながら、進める。何度も間違いながら、何とかインストールできた。多分、大丈夫だろう、でも、試してみようにもKLでは日本の電波は拾わないから無理だ。でも、取り敢えずは出来たゾ。
<KLIA夜のロビーとトランジットホテル>
既に夜の22:00近くになっているが、ロビーにはまた沢山の人がいる。
「カンドーラ」や「ディスターシャ」などと呼ばれる長衣を着た中東系の団体や、アフリカ系、中華系の人が、小声で話したり、殆ど黙ったまま閉店になったフードコートの椅子に座ったり、まだ空いている店を見ながら歩いている。閉店した店舗の前では、荷物を置いて座り込んだ人も多くなってきた。
22:10、AVAN GRAB & FLYという売店で、飲み物DASANI BLUE WATER 600MLを買う。RM4.62(約157円)。
店の前の椅子に座って飲もうとしていると、女性の甲高い声と大勢が笑いあう声が聞こえた。殆どの人が黙っている中で、大きく響く声の方を見ると、日本人らしい若い男女のグループが、プラスチックの飲み物を片手に、大声で喋りながら通り過ぎるところだった。
独りならおどおどしているような人も、仲間がいるので気が大きくなっているのかもしれない。周囲を慮らない態度に、不快感を覚える。
予約していた、空港ロビー内にあるトランジット・ホテル「Capsule Transit Sleep Louge KLIA 1」にチェックインする。
ロビーに並んだ店舗の一画にあり、青い文字で店名が描いてある。良く捜さないと見過ごしてしまいそうだ。
入り口のレセプションのカウンターに、女性が1名座っている。
パスポートとスマホの予約番号の画面を見せて、チェックイン。滞在時間は22:00~翌朝04:00までの6時間だ。
すると、2つのキーを手渡される。
店内を覗くと、中は蚕棚のようなカプセルが上下2段になって並んでいる、昔酒を飲み過ぎて、よく泊まった日本のカプセルホテルそのままだ。
あの狭いカプセルを見て、まさか、この手持ちのキャリーバッグもあの中に持ち込むんじゃないよなーと、レセプションの女性に荷物を見せながら、「Where do I put my baggage? 荷物は何処に置くの?」と聞くと、通路を隔てた反対側にあるロッカーを指さす。
行ってみると、大きめのロッカーで、キャリーバッグを入れて、さっき貰った2つのうちの一つのキーで鍵をかける。
あ、そうだ、忘れ物。慌てて再びキャリーバッグを取り出して、中から歯ブラシとペーストを出して、また仕舞う。
カプセルの中は、清潔そうな白いシーツとブランケット。狭いが寝るだけなら十分だ。これでRM173.45(約5,200円)。
でも、このトランジットホテルには、シャワーもトイレさえも無い。トイレは、出てすぐの通路の先にある公共トイレだ。多分歯を磨くときも、そこなんだろう。
実は、帰国便がANAのNH816 クアラルンプール07:15⇒15:30成田空港と早朝発の便で、前夜の宿泊をどうするか、これが困った。
私は早起きが苦手だ。そのため、ホテルを空港内か空港に隣接したホテルで探すことにした。
理想的なのは、空港と隣接して徒歩で移動できる「Sama Sama Hotel」だったが、これは5つ星ホテルで、1泊2万円位する。
これじゃとんでもないので、KL市中の普通のホテルに泊まって、早朝にタクシーで空港まで駆け付けようかなと思い始めたとき見つけたのが、「Capsule Transit Sleep Lounge KLIA T1」というこのトランジット・ホテルだった。
この施設は、なんと空港ターミナル(T1)の中にある。これなら眠気眼でチェックイン・カウンターに駆けつけても間に合いそうだ。でも、実態はカプセルホテルだ。
主にLLCの使用する「KLIA T2」にも同じような施設があり、そちらには施設内にシャワーもトイレもあるらしいが、「T1」のこのトランジット・ホテルにはシャワーなし、トイレもなしだ。しかも値段は、普通のホテル並みの料金だ。
ちょっと憮然とするが、早起き、早朝のタクシーを考えたら、最後の1泊くらい我慢することにしたのだ。
iPhoneで目覚ましを03:30にセットすると、早速横になる。
目を瞑るが、直ぐには眠れそうもないし、このまま眠れぬ間に翌朝04:00になってしまいそうな気がする。
今日一日着たままのシャツで、シャワーもしないまま寝るのはちょっと気持ち悪いなぁ、と思っているまもなく、眠り込んでいたみたいだ。