<7日目ー1>
2024年7月28日 日曜日 KLそしてマラッカ 最高34℃ 最低27℃。
<いよいよひとり旅>
朝8:00前、ホテルから娘と孫息子(弟)が出掛けて行った。
今日はKL(クアラルンプール)市内で、孫息子(弟)のアマチュアのムエタイの試合があるのだ。怪我しない様にと送り出す。
明日の朝、マレーシアのジョホールに帰る孫息子(弟)を残し、娘夫婦と大学を卒業した孫息子(兄)は先に帰国する予定になっている。
私は、今日からひとり旅だ。TBSから11:30発のバスで、マラッカに行く予定だ。
ホテルを出て、TBSまでGrab で行く。まだ自分で操作出来ないので、孫息子(兄)にGrabの設定をして貰う。
このホテルのあるKL中心部からTBSまでは、かなりの距離がある。高速道路を大分走った。
それでもRM12(約408円)だった。
<KLのTBSバスターミナル>
TBS(Terminal Bersepadu Selatan)はKL最大の長距離バスターミナルだ。
ツインタワーの在るKLCCから南へ約12Kmの場所にあって、乗って来たGrabの他に、公共交通機関はKTM、KLIAトランジット、路線バスなどがあって、アクセスし易い。
ここからは主にマレーシア南部への長距離バスが出ている様だ、
線路を挟んでKTM、KLIAトランジットの駅があり、それと連絡橋で繋がったバスターミナルは空港の様に大きな建物だ。
この建物は、26日にジョホールバルのラーキン・バスターミナル(Larkin Terminal)からバスで移動して着いた場所で、見覚えがある。
普通のタクシーや乗用車の乗降口でGrabを降りて、真っ直ぐ入ったところが3階のチケット売り場だ。
正面に、此処からのバスの発着を示す、空港にある様な大きな電光掲示の発車標がある。
オンライン予約せず、直接窓口で買う場合は、左手の窓口で買うが、今日は日曜日なのでどの窓口も凄い長蛇の列だ。
私はスマホのアプリ「Eassybook」で予約していたので、大きな発車標の下にあるカウンターに並ぶ。
ここはオンラインで予約した人専用だ。並ぶ人は窓口に2,3名だ。
すぐに私の番になったので、カウンター内のトゥドン(tudung)を付けた豊満な女性に、「Eassybook」の予約を表示させたスマホを見せる。
彼女は私が渡したスマホを手に取ると、予約番号をキーボードで打ち込んで、直ぐにQRコードの印刷された、紙のスーパーのレシートの様なチケットをくれた。
運賃はオンラインで予約時にソニー銀行のデヴィッドカードで支払い済なので、ここではもちろん無料だ。
11:30発、マラッカ・セントラルMelaka Sentral行き。
バス会社は「Mayang Sari」、シートは3列シートで左の22番。料金はRM12(約408円)。
本当は大手バス会社のKKKLが良かったのだが、日曜でいっぱいだったのか取れなかったのだ。
でも一昨日「Eassybook」で予約して、印刷もせず来たので、実はスムーズに発券できるか心配でドキドキだった。しかし何事もなくスムーズに発券されてホッとした。
まだ10:00過ぎだ。お腹が空いたので、エスカレーターで上がって、レストランの並ぶ4階(Level 4)に上がった。
キャリーバックを引きながらフロアを歩いてると、両替所があった。
実は、ネットの記事を見ていると、これから行くマラッカでは、日本円からマレーシア・リンギットMYRへの両替が出来ないので、KLでやっておいた方が良いと書いてあった。
マラッカはKLに近い有名な観光地なので、半信半疑だったが、クレジットカードが事実上使えないいま、頼りになるのは手持ちの現金だけだ。後、使えるのはソニーのデヴィッドカードだけだ。
その虎の子の現金が、万が一にも日本円からマレーシア・リンギットに両替できずに使えなかったら大変だ。
念のためと思って、このJAGS MONEY SDN BHDと云う両替所で、日本円で¥20,000円を両替する。
MYRマレーシア・リンギットでRM 590.00。レートは、¥1,000円でRM29.5。RM1は、¥33.9。約34円か。
今朝は、娘たちも出掛けたのが早いし、私もTBSで何か食べると言って、朝食は何も摂らずに出て来たので、お腹が空いた。
一昨日ジョホールからバスで着いたとき、娘たちと一緒に昼食を食べた「PAK HAILAM KOPITIAM」というコピティアムに入る。
まだ時間が早いのか。店内の客はまばらだ。奥のテーブルに座る。
シンガポールやマレーシアの名物と言うカヤトーストKaya & Butter Toast RM5.5(約187円)と、コーヒーKopi Hot RM3.8(約129円)を頼む。
この店のカヤトーストは、トーストにカヤジャムが塗っていないで、バターと一緒に横に置かれている。好きなだけ付けて食べて下さいということか。初めてこの緑色をしたカヤジャムを舐めてみると、甘い。全部美味しくいただく。
カヤジャムSeri Kayaは、マラヤ地域で欧米のイチゴやオレンジなど果実系のスプレッドの代用品として考案されたもので、ココナッツミルクに卵と椰子糖、色付けにパンダン・リーフが使われることもあるらしい。
普通は茶色い色をしているらしいが、この店のは緑色だ。パンダン・リーフを混ぜて作られているのかもしれない。
支払いは、食後、入口にあるレジに行って、現金で支払い。RM8.77に、6%のSSTが着いて、RM9.3(約316円)だった。
<バスの出発を待つ>
11:00過ぎたので、下の3階(Level 3)に降りて、係員のいる機械に紙のチケットのQRコードをかざしてゲートをくぐり、さらに一階下の出発フロアの2階(Level 2)に降りる。
ここがバスの発車するフロアだ。
チケットに記載された、1番ゲート前のベンチに座って待つ
このフロアも広く、周囲に発車ゲートが並び、その前に沢山のベンチが置かれている。
バスの発車時間も集中するときと少ない時がある様で、いまは潮が引いた後の様に人は少ないが、混雑した時の喧騒がまだ残っている様な不思議な時間帯だった。
空いたベンチに座って辺りを見ると、本当に色々な人達がいる。女性はトゥドンを被ったマレー人、中華系の人、インド人、中東や手足の長いアフリカ系の若者もいる。日本人と思しき、幼い子供を連れたお母さんもいる。
日曜なのでビジネスマン然とした人は少ないが、身なりの綺麗な旅行者、きりっとしてわき目も振らないトゥドンを被ってザックを背負った少女、紐で縛ったいくつもの荷物を持った無精ひげを生やした年配の男性。山の様に大きな荷物を背負った、タンクトップにショートパンツ姿の欧米人の若い女性。