＜8日目―２＞
2018年 5月21日 月曜日 チェシメは晴れ 27度。陽射しは暑いが、海風が吹いて清々しい。
＜チェシメCesmeの街を散策＞
イズミールからのバスを降りて、炎天下の中バックパックを背負いながら歩いて、ようやくホテルを見つけた。
カラデデ・ホテル（KARADEDE HOTEL）のレセプションで、Booking.comの予約表とパスポートを出してチェックインする。予約時の料金は2泊で61.20€（約8,260円）。セルチュクのホテル（ゲストハウス）の約2倍だ。但し、支払いはチェックアウト時でOKと。
107号室、二階。Ataturk Blv.に面してベランダがある。
室内は壁も机も床も白。ベッドのシーツも白だから部屋中白だ。TVもある。
もう14:00でお腹が空いた。
イズミルのオトガルでバスの時間待ちがあれば、その間に昼食をと考えていたが、幸運にも（？）すぐチェシメ行きのバスが見つかって、食べ損ねていた。
ホテルを出て、Ataturk Blv.から続くメインストリートのインキラープ通り（Inkilap Cd.）を海に向かって降りて行く。下り坂で、真っ直ぐチェシメの海岸まで達している。
左右はレストランやお土産屋が軒を並べるまさにリゾートの雰囲気だ。
余り下に行かない方が値段も安かろうと、途中のロカンタに入る。
ここもセルチュクなどに比べると、同じテラス席でも明るさが違う。白いテーブル、お客は短パン、サンダルの男性と肩を出した薄着の女性客。
でもシステムはロカンタで、店頭の料理を選んで席に着く。今日はチキンの煮込み、ブロッコリー、ヨーグルト。それにチャイ。
しかし頼みすぎ。食べるのが大変。でも山盛りあったブロッコリーを少し残しただけで、ほぼ完食。
こんなところでこんなに頼んで、勘定が怖い！！と思いながら「Check please.」と言うと、税金含んで30TL（約800円）で済んだ。でもやっぱりリゾート価格だけど。
お腹がパンパンになった。運動がてら更に通りを下って行くと、赤いパラソルのテラス席のカフェとアタチュルク像の建つ広場にでた。目の前はイズミル地方で最も美しいと言われるチェシメの海、エーゲ海が広がっている。やや緑色で透明度の高い水が埠頭に打ち付けている。
昨晩、日本の友人たちに「チェシメに着きました。」とLINEしたら、「チェシメって何処？ニシメ（煮しめ）なら知ってるけど」と返事が来た。実はここまで来たのは、目と鼻の先にギリシアがあるからで、此処から島伝いにギリシア本土までフェリーで行けることが分かったためだ。
しばらく海岸沿いを歩く。海に向けてテラス席を並べたレストランや、アイスクリーム屋が延々と続く。
後ろには1508年に建てられたオスマン帝国時代の城塞が、博物館になっている。
8TL（約210円）払って入る。
展示物は少ないが、最大の見ものは砦の頂上からの眺めだ。
色とりどりのパラソルが並ぶ美しい海岸線、沢山のヨットやボートが係留されたヨットハーバーやフェリー埠頭。その先には太陽の下で輝くエーゲ海が見える。チェシメはトルコだが、ヨーロッパのリゾートそのものだ。
砦を降りてホテルに戻ろうと歩いていると、やや浅黒い可愛い赤ちゃんの乗ったベビーカーを押したスカーフ姿の若いおかあさんが、後ろから声をかけて恵んでくれと言っている。
言葉は分からないが、意味はわかった。もう一度赤ちゃんの顔を見る。ポケットにあった1TL（約27円）コインを2枚渡すと、会釈をして去って行った。
ホテルから数軒先の小さなカルフールに行く。
1.5Lの水2本、アイスクリームバー、ヨーグルトを買う。6.9TL（390円）。
15:50 ようやくホテルに戻ってきた。冷蔵庫はあるが動いていない。始動させるスイッチが見つからない。
TVもどうやってもつかない。
窓を開け放して、アイスクリームバーを食べる。チョコレートのコーティングの中に、赤いカシス味の酸味の効いたアイスクリーム。美味しい。
このホテルには通りに面してベランダがある。この時間でもまだ強い光が射し込んでいる。
ついに洗濯に挑戦だ。
日本で買ってきた旅行者向けの洗濯用ポリ袋に、洗剤、水、洗濯物を入れて揉む。15分くらい置いて、すすぎ。手で絞る。この繰り返しで下着と靴下、Ｔシャツ1枚を洗う。ベランダに、これも持って来たローブを張って、干す。
20:30頃暗くなるが、まだまだ乾いていない。室内に入れても干すところが無いし、そのままひと晩外に干したままにしようかなとも思ったが、やはり取り込んで明日また干すことにする。
明日も朝から洗濯するぞー。
でもあんなので汚れが落ちているのか疑問だ（笑）
