歳をとっても旅が好き

海外ひとり旅の記録?いや記憶かな

トルコからギリシア、イタリアへひとり旅(2018年) <14> まだ7日目 大食いと思案のセルチュクの夕べ

<7日目―2>
2018年 5月20日 日曜日 晴れ 暑い。31度。

<チョップ・シシ(Cop Sis)の昼食>

エフェス遺跡と聖母マリアの家を訪れて、ようやくセルチュクのオトガル迄戻って来た。

アタチュルク通りの反対側にあるロカンタ「Peter Copsis」に入る。メニューの最初にチョップ・シシ(Cop Sis)がある。これとコーラを頼む。
チョップ・シシは羊肉の串焼き。日本の焼き鳥やバリ島(Bali)のサテ(Sate)より更に細い串に、塩味の羊肉。30TL(約800円)

唐辛子、ピクルス、炒めた玉ねぎなどとともに、薄いパンに挟んで食べるものらしいけど、私は焼き鳥みたいに食べた。

美味しい。トルコに入って食べた料理の中でも一番美味い。

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チョップ・シシ

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羊肉をこの皮に挟んで食べるらしい。

ホテルの斜め前のスーパーマーケットに入る。
シャンプーを探すが、どれがそうなのか分からない。買い物に来ていた女性に聞いて、買う。シャンプーの様な液体は飛行機に持ち込めないので、日本からは持ってきていない。イスタンブールではホテルのアメニティで小さな瓶に入っていたが、これからはゲストハウスが多くなるので必要だろうと探していたのだ。
シャンプー 5.9TL(約160円)、水1.5Lは1.45TL(約40円)、クラッカー0.6TL(約15円)。
女性の連れていた赤ちゃんが可愛い。

 

ホテルに戻ってきた。
このゲストハウスは、トイレにお尻洗う用のノズルが付いていて快適だ。
でも洗面台の蛇口が内側に傾いていて、水を出すと洗面台に入らず内側の壁にかかってしまう。

 

<山盛りのチキンチョップの夕食>

18:00近くになって夕食を食べに出る。トルコでは夜20:00位まで明るいのでまだ夕食の時間には早いのか、各店のテラス席は男たちがいっぱいで、チャイを飲んだりカードや、麻雀みたいな牌を使うゲームをしている。

テラス席で、家族が食事をしている一軒のロカンタに入る。
ケバブ屋さんの様だったけど、ケバブはなく、チキンだけだと。私はどちらでもいいので、チキンとコーラとチャイをたのむ。
はじめテラス席のテーブルに座ったが、近くにカラスみたいな鳥が集まっているので、室内のテーブル席に移動。地元の人は余り気にならない様だ。

トルコは犬も猫も鳥も多い。イスタンブールのロカンタでは、私のテーブルの横に座ってミャーと鳴いていた猫が、いつのまにか私のテーブルの向かい側の席から顔を出したりする。今日もエフェス遺跡でアイスクリームを食べていたら、フェンスの向こうにいたはずの大型犬が急に走りこんで来て、私の側まで来たのでびっくりした。一瞬身構えてしまったが、犬は私を見上げていたが、何もくれないとみると暫らくして行ってしまった。
原則、犬の耳にタグがつけられていて、予防注射の証明らしい。イスタンブールでは良く見たが、セルチュクでは余り見ない。

 

しかしもっとびっくりしたのは、出て来た料理の量。山盛りのチキンチョップ。日本の盛りの優に3倍以上はある。
味は美味しいけど、ここまで多いと食べるのが辛い。野菜を食べたり、ピクルスと一緒にしたり、頑張ったが全部は無理で残す。
コーラやチャイを入れても、15TL(約400円)。イスタンブールのスルタンアフメド地区の観光地料金と比べて、値段は3分の1位だ。
地方の町は良い。
明日チェシメ(Cesme)に移動するのが残念だ。

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山盛りのチキンチョップ

今度の旅行では、トルコからギリシア、イタリアへと3か国を巡る予定だが、一番悩んだのはどのルートで国境を越えるかだった。

長らく中断していたひとり旅を2017年に再開してから、足慣らしの意味も含めてインドネシアのジャワ島が2週間、ミャンマーが3週間と、旅行の期間を少しづつ伸ばして来た。しかしこの間ミャンマーでも病気になったし、体力的には今回も余り無理は出来ないなぁと感じていた。またいまのようなレベルで旅行を続けるには、特にアジアと違って物価の高いヨーロッパでは、費用面からも期間は1か月くらいかなと思っていた。

でも、3か国を1か月で廻るにはルートが限られる。しかし反面、ちょっと意外性のあるルートが良いかなぁなんて思っていたりもした。

 

イスタンブールを出発点としてエフェスまできたので、ギリシアまで陸路で行くには一旦イスタンブールまで戻って、エティルネ付近から出国して、ギリシア国内はテッサロニキ辺りを通ってアテネまでバルカン半島を南下しなければならない。

バスを乗り継いで行って、これだと何日かかるだろう。私の体力では少なくも4日かなぁ。でも一番気が進まなかったのは、一度イスタンブールに戻らなければならないことだった。どうせならこのまま進みたい。

ここから直接ギリシアに向かいたいと思った時、島伝いに、海路ギリシアに入る方法もあるなと思って調べたら、此処から一番近いルートを見つけた。