歳をとっても旅が好き

海外ひとり旅の記録?いや記憶かな

トルコからギリシア、イタリアへひとり旅(2018年) <13> 7日目 エフェス(Efes)遺跡・聖母マリアの家

<7日目ー1>

2018年 5月20日 日曜日 晴れ 暑い。31度。

< エフェス(Efes)遺跡に行く>
6:30に起きる。
7:20 下に降りて朝食。庭のテーブルで、昨日と同じ美味しい朝食を頂く。

エフェス(Efes)遺跡に行く。
セルチュクのオトガルからバムジャック(Pamucak)行きのミニバスで、エフェス北口に行く。
しかしどのバスがそうなのか分からない。
オトガルの建物に入って出会う人に「エフェス」と言って歩くと、机に座った男の前に案内された。再び「エフェス」と言うと3TL(約80円)だと。ここで待てと。座ってしばらく待つ。
売店でペットボトルの水500ml、1TL(約25円)を買う。
しばらくして、さっき机に座っていた男が運転したミニバスが来て、乗れと。
乗客は私一人だ。

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セルチュクのオトガルでミニバスに乗る

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エフェス遺跡北口のミニバス時刻表

エフェス遺跡の北口に到着。降りると、広場の端にあるバス停を指さして、あそこに帰りのバスが着くからと教えて貰う。

 

遺跡の入り口でチケットを買う。40TL(約1,060円)。

エフェスは、日本では以前「エフェッソス」と呼ばれていた古代ギリシアの植民都市の跡だ。昔は直ぐそばまで海だったそうだが、今は山の上からようやく海が見える。
有名な遺跡で、トルコのエーゲ海沿いの観光のハイライトだ。遺跡がそれほど好きな訳ではないが、トルコにきて此処を見ない訳にはいかない。すごい混雑を予想していたが、むしろ余りに観光客が少ないのに驚いた。まだ時間が早いせいかなぁ。

北門を入るといきなり半円形の巨大な野外劇場跡。でも観光客は2,3人いるだけ。早速この日のためにと買ってきた自撮り棒でセルフ写真を撮ってみる。でも慣れないので緊張して、顔がこわばってるかな。しかし古代ローマ時代、カエサル亡き後、マルクス・アトニウスとクレオパトラも歩いたであろうメインストリートや、ケルスス図書館跡、公衆トイレまで、2000年前の建物が保存よく残っていて驚くばかりだ。

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北口近くの巨大な野外劇場跡

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保存状態が素晴らしいケルスス図書館跡

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公衆トイレ跡。下に水路があり、水洗トイレなんだ!

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エフェス遺跡

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剣闘士グラディアトルのレリーフ

3時間位で反対側の南口に到着。
こちらは大型バスが何台も停まって、団体の観光客が次々に入ってくる。多分クシャダス方面からの観光客かもしれない。
中には日本人の団体もいて、入って直ぐの野外劇場跡に登って、「大きいわねー」と写真を撮っている。北口にはこの倍以上に大きな劇場跡がありますよと思ったが、黙っていた。
ここでちょっとアイスクリームを食べながら休憩。コーンでマンゴーとストロベリーのダブル。美味しい。13TL(約350円)。やっぱり観光地は高い。

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混雑する南口

<聖母マリアの家に行く>

南口を出る。
トイレに入る。1.5TL(約40円)。
タクシーを探す。
看板に「TAXI」と描かれた土産物屋でタクシーは?と聞くと、少し先に止まっている黄色い車を指さす。そこに行くとドライバーがいない。今度は直ぐ前の土産物屋でタクシーは?と言うと、ドライバーが居ないのを見て、大きな声でドライバー!と叫ぶ。すると違う店からドライバーが出てきた。
これから値段交渉。ドライバーと始めると、すぐに後から友人と言う人が来て、また交渉。いつものパターンだ(笑)。此処からマリアの家に行き、帰りはセルチュクのオトガルまで。90TLの言い値を80TL(約2,115円)に。
タクシーは90TL、私は70TLだったが、80TLで握った。

 

此処から聖母マリアが最期まで過ごしたとされる家に行く。
しばらく急な山道を登る。眼下にエフェス湾の海が見える。
聖母マリアの家。 25TL(約660円)。

記録や学術的な根拠ではなく、ドイツ人の尼僧が夢に見た幻影によって発見された家らしい。あるのは小さな石造りの家で、中にはマリア像が安置されているだけだ。
見どころは実質この建物だけだけど、ここは欧米人やクリスチャンらしい人でいっぱいだ。こんなに人が来るのは、信仰の力だろうか。
でも聖母マリアといい、使徒聖ヨハネといい、聖書の話や伝説と思っていた人の終の住処を見るなんて、改めて実在した人なんだと言う不思議な実感が湧いて来る。

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聖母マリアの家

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多くの人が訪れている。信仰の力か。

タクシーでセルチュクのオトガルに戻ってきた。