歳をとっても旅が好き

海外ひとり旅の記録?いや記憶かな

インドネシア・ジャワ島ひとり旅(2017年) <30> まだ12日目 朝スラバヤを出て、再びジャカルタへ戻ってきた!!

<12日目ー2> 

2017年 3月4日 土曜日

朝8:00にスラバヤのパサール・トゥリ駅(Surabaya Pasar Turi)を出発した「ANGGREK PAGI(朝の蘭)号」は、いまジャワ海沿いの街スマラン(Semarang)駅を出た。

<ANGGREK PAGI号は、チルボンからジャカルタへ向かって走る>
14:20、チルボン(CIREBON)に停車。
隣の男性は此処で降り、後は空席となった。ジャカルタまであと211kmだ。

水田の続く美しい風景に、段々とゴミの姿が目につく様になる。
初めは家の裏や村の空き地で、作業したり休んだりしている直ぐ横に、プラスティックの容器やビニールの混じったゴミが無造作に捨てられている。
しかし次第に水田に水を引き込む用水路の脇や、水田の畦道の横にも捨てられている様になる。
水田の美しさと集落のゴミの多さとは、対照的だ。
ジャカルタに近くなるほどゴミの多さが目立つ。
スラバヤから隣に座った女性が、インドネシアの美しさについて複雑な表情だったのは、この現実を思ってからかも知れない。

美しい田園風景の中に、ゴミの姿が目についてくる

ジャカルタに近くなった。既にジャカルタへの通勤圏で、通過する駅には退社時刻なのか多くの乗客が電車を待っている。そういえば、ソロSoloで乗った普通列車も、日本の通勤ラッシュの様な混み方だった。ジャワ島ではあれが普通なのかもしれない。
ジャカルタ近郊の駅はこんなに多くの乗客がいるのに、日本で言えば東京駅の様な駅であるガンビル駅に人が少なかったのは、実はガンビル駅はジャカルタとジャワ島内の主要駅を結ぶ特急列車だけが発着する駅で、通勤客などの利用が無いからなのだ。このことは後で知った。

<ジャカルタ近郊のスラム街>
鉄道路線は街や家々の裏側を通るので、ジャカルタ近郊ではスラムが広がっているのが見える。トタン屋根の低いバラック小屋が延々と連なり、洗っても落ちなくなった様な洗濯物が干してあったり、家の入口や放置された様な資材の上に座って動かない人達が見える。
その中でも、夕暮れ時の線路に登って引き込み線のレールに腰掛けたり、停車中の無蓋貨車に登ったりして多くの子供が遊んだり、乳飲み子を抱いたお母さんが佇んだりしている。
この子達の将来はどうなるのかと考えると、胸が苦しくなる。

線路沿いに広がったスラム街の夕暮れ

子供たちの姿が目立つ

ジャカルタの高層ビル群が近づいて来た

16:30 lemah abangで停車したきり動かなくなった。ガンビルに到着まであと30分なのに。
16:55出発。
18:00、漸くガンビル駅に到着。出発から10時間掛かった。
客車が未だ止まりきらないうちからポーターが乗り込んで来る。
私も網棚からトランクを降ろし、それを引きながら改札を出る。

ガンビル駅は2月23日に来ているが、様子が違う。駅前は混雑していて、ウロウロしていると「タクシーか⁇」と聞かれたので頷くと、白い車に案内された。ブルーバードでは無い。Rp.40,000(約340円)と言われたのでRp.20,000が相応なので高いと思ったが、面倒なので了解して乗り込んだ。案の定メーターは付いていない。
走り始めて、この乗り場は私が来たことの無いモナス(MONAS)側だったことが分かった。
しかしホテル迄の道順はバスウェイに乗って知っているので、JL Thamrinを南下してサリナで左折するのを余裕を持って見ていた。
無事2度目のイビス・アルカディア(Ibis Arcadia)に到着。

今度の部屋は707号室。2泊でRp.1,282,600(約10,870円)。支払いはクレジットカードで行う。
以前泊まった716号室よりシンプルな作りだ。前はシャワーが頭上固定とハンドシャワーの両方が有ったが、此処は頭上固定のみだ。

荷解きもしないうち、またMIDORIに行く。
秋刀魚塩焼きを頼むと、ご飯に味噌スープかと聞かれる。ついでにほうれん草の御浸し。飲物はアボガドジュース。美味しい。Rp.157,080(約1,330円)。少し奢り過ぎかなぁ

部屋に戻ってiPhoneをホテルのFree Wi-Fiに繋いでみるが、何故か繋がらない。部屋が変わって電波が入り辛くなったのかも知れない。しかし街中ではカフェかショッピングモールでないとWi-Fiに繋がらないので、ホテルが駄目だと辛い。それだけスマホやネットに頼る旅行になって来たのかも知れない。