歳をとっても旅が好き

海外ひとり旅の記録?いや記憶かな

韓国ひとり旅(1997年) <26> 6日目 旅の終わり・帰国

<6日目

1997年3月17日 月曜日 ソウル 晴れ 

 

<金浦空港へ>

7:15AM起床。
8:00AMにYMCAホテルを出て、鐘路を渡った向かい側にあるウィンディーズに入る。
朝食は、トーストサンドとコーヒーのモーニングセット。W2,800(約392円)。
ホテルに戻り、荷物をまとめる。いよいよ帰国だ。
9:00AM、YMCAホテルをチェックアウト。

YMCAを出て、鐘路上で、フロントで貰ったメモを頼りにバス停を探すが、なかなか見つからない。空港行きのバスの乗り場を聞いた際、道順を書いた案内メモをくれたのだ。
このメモだと、すぐ近くにあるはずなんだけどなぁ。
丸首セーターの上にシャツ、更にフード付きの厚手のコートを羽織って、サブザックを背負っている。もう流石に暑い。


メモを片手に路上で困惑していると、通勤途中と思しき背広姿の年配の男性が、声を掛けてくれた。
私は「Excuse me.  Where is the bus stop for airport?」 と尋ねると、その男性は「こっちです」と言うように指を指してくれたが、そのままその方向へ道案内するように歩き出した。

思わず、通勤途中なのに申し訳ないと思って、いや大丈夫ですと言いたかったが、咄嗟には英語の文句が出てこない。そのまま数十m歩いてバス停まで連れてってくれた。
恐縮して「カムサハムニダ」とお礼を言うと、そのまますたすたと行ってしまった。
同じ韓国の人でも、随分違うんだなぁと思った。皆がみんな日本人に敵意を持っている訳ではないんだと思った。いや、表し方が違うだけなのかもしれないが。

 

YMCAで貰った空港行バスの停留所メモ

連れて行ってもらったKorea City Bankの隣にあるバス停で、「601」番の、いままでの青白ではない赤色の車体の空港行き「座席バス」に乗る。
W900(126円)。安いが、今までのバス運賃の中では一番高い。


停留所を出たバスは、鍾路(チョンノ)を西に向かう。景福宮の光化門から南下してくる世宗路(セジョンノ)を横断して、西大門(ソデムン)を過ぎ、幅1Km位ある長い橋で漢江(ハンガン)を渡った。
東京の真ん中を流れる隅田川の川幅は、広くても200mは無いだろう。それに比べて、ソウルを流れる漢江は、本当に大きな川だ。
対岸の景色が影のように霞んで、朝の光を浴びた水面がキラキラ輝いている。美しい光景だ。

この時、ふと思い出した。
この漢江を渡る大きな橋のひとつが、突然崩落した事故だ。あれは2,3年前だったか。橋の上を走っていた乗用車や市内バスが漢江に次々と落下して、何人もの死者を出した。
そういえば、あのころソウルのデパートの建物が、これも突如崩壊して多数の死者を出していた。これらは連日、日本でもTVのニュースで放映されていた。
私たちも常識では考えられない不可解な事故の様に、唖然とした面持ちで見ていた記憶がある。

大邱の郵便局で、地下鉄工事の話を聞いたとき、大きな事故で工事が遅れていると言っていたのを思いだした。
そんな事故は、日本では報道されなかったが、まだまだ至る所にあるのかなぁ。

江南(カンナム)側に入ると、一気に道幅が広くなり、道の両脇に街路樹が並んだ空港大路(コンハンデロ)を、バスは速度を上げて突き進む。

 

<帰国>

乗ってから70分位で、金浦国際空港KINPO International AIRPORT(キンポククチェコンハン)に到着した。
バスは第2ターミナル国内線(Domestic)から第1ターミナル国際線(International)の順で停まって行く。

第1ターミナル2階にある出発ロビーの、JALカのウンターでチェックインする。リコンファームは、初日に着いた釜山の金海空港(キメククチェコンハン)で済ませている。
預ける荷物は無いので、航空券とパスポートを出し、ボーディングパスを貰う。

銀行の窓口でPassenger Service Charge Ticket(空港使用料)W9,000(約1,260円)を購入。
空港使用料も、前回訪れた1995年にはW8,000だったが、W1,000値上がりしている。韓国も、当たり前だが変わってきている。むしろ日本より早く。

「Can you change this into Japanese Yen?」と言って、残ったウォン札W30,0000(約4,200円)を日本円に再両替した。¥4,150円。



成田空港行きボーディングパス

金浦空港使用料


早めに着いて余裕があって良いが、時間を持て余す。しかしギリギリに来て混雑していたり、釜山や大邱での様にバスを間違えたら大変なことだった。
でも、もう1時間以上待合室のシートに座っている。
さっきKOREAの放送局の人がマイクを持って声を掛けて来たが、私が外国人と分かると何も言わず行って仕舞った。何かのインタヴューだったのだろう。

12:00PM、イミグレーションを通過する。パスポートには、釜山で入国した時に提出した出入国カードの、「出国」分の半券を挟んで出した。
制限エリアに入って、免税店でお土産の「竹塩セット」などW37,000(約5,180円)を買った。
最初の釜山・ソウル荘の宿泊費が1泊20,000なのにと口惜しく思うほどだ。

 

13:15PM、飛行機に搭乗。JAL952便の31C席。いよいよ帰国。初めてのひとり旅、6日間の短い旅程だったが、その僅か期間なのにいろいろあった。
旅の終わりだ。安堵感というより、深いため息が出る。
13:35PMに離陸。その後、上空11,000mを飛行。
15:25PM到着予定だったが、16:00PMに成田空港に到着した。

こうして私の最初の海外ひとり旅は終わった。